「何で二人でお骨を持つんですか。」
お骨上げの最中にお客様からご質問されました。今まで何の疑問も持たずにお骨は上げは二人でお骨を持って骨壷に入れるものだと思っていましたが、お客様から改めて質問されると何でしょうね。と疑問が湧いてきました。そこで今回色々と調べてみましたのでその結果をここにまとめてみました。
どれが正しいという事は出来ないと思いますので、諸説をここに書いておきますので皆さんがこれだと思う事で良いと思いますので、判断してください。p>
- 1人が箸で持った遺骨を次の人に渡していく形、いわゆる「箸渡し」で行います。
しかしながら、2人1組で遺骨を拾うとこもあるとか。
また、竹の箸と木の箸1本ずつで行う所や、竹2本と木2本で行う所も。
「箸渡し」は、「箸」を「橋」にかけて、
故人をこの世からあの世へ渡らせてあげる、という所からきています。 - 二人でするようになったのは故人の霊が一人の人にとりつくのを恐れるということと、故人の死を共に悲しむためだといわれています。
血のつながりの深い人から順に箸でご遺骨を骨壷に移すとされています。ご遺骨を骨壷に移す時に二人で一つの骨をはさむ、これを”橋渡し”といいます。”橋渡し”は箸と橋の音が共通のところから故人をこの世からあの世へと三途の川を渡してあげるという思いからきていると言われています。皆で送ってあげようという気持ちの現れでしょう。 - 橋渡しと呼び、「箸」と「橋」の音が共通なところから、故人をこの世からあの世への三途の川の渡しをしてあげるという思いからきていますので、みんなで、あの世へ送り出す気持ちでされるとよいでしょう。
- 2人でする様になったのは、故人の霊が1人の人にとりつくのを恐れた事と、故人の死を共に悲しむ為とも言われています。
「骨上げ(収骨)」 にお箸を使うのは、「箸」 と 「橋」 の音が共通のところから、故人をこの世から、あの世へ、三途の川の渡しをしてあげるという思いからきていると言われています。 - よくなぜ「二人で掴むのでしょう?」と聞かれますが。諸説ありますが、ぼくは最後のときぐらいは少しづつ協力し合い、力を合わせて故人を送ってあげる気持ちの表れだと思います。
- これは、この世とあの世の橋渡しという意味からきたもので、2人の箸を使って骨つぼに運ぶ。ひとり黙々とお骨を拾うのはタブー。
- これは、日頃行わない作法をすることによって、死者との絶縁を意味しています。お骨は足から頭へとあげていきます。
- 子供の頃に、食事のとき、お箸とお箸で同じものを兄弟でつかむ親に叱れた記憶があると思います。あれは、収骨の際に二人で箸を使って骨を拾うことから、食事の席では嫌われた行いとなっているからです。
私自身、どの説もなるほどなと思っています。
説はともあれ、お骨上げをするときに私たちのペット霊園では、二人でお骨を骨壷に入れるのは皆さんが1回ずつで、それが終れば銘々がお箸でお骨を掴んで全て骨壷に入れてもらっています。