「セキセイインコの火葬をお願いします。」という予約でした。その時相談で「もしかすると5年前に植木バチにオカメインコを埋めたのですがそれも火葬をお願いするかも知れません。もしお願いするようでしたら、それも出来ますか。」とも言っておりました。
お宅を訪問したら机の上に二つのインコちゃんの亡骸が小さなはこの中にお花で飾って置いてありました。
やっぱり掘り出したのですか?「そうです。」「5年も経つのですが身体はそのままでした。」「ビックリしました。」と言っていました。
確かに箱の中に入っているのはオカメインコそのままでした。5年も経ってもまだそのままの姿ですから。
お客様は「ミイラ化してしまったんですね。」と言っていました。
5年経っても体は腐って無くならないのですね。これは大変な事です。
そういえは、4年前にも八王子市の西寺方町でのシマリスの火葬をしましたが、その方も庭に埋めてしまってそれを掘り起こして火葬しましたが、体は全くそのままでした。
また、不動屋さんが中古の家の売出しをするのに庭に猫が埋まっていてそれを掘り出してきて火葬した事もあります。
こういう事例から、ペットを土に埋めても中々死骸が分解されずにそのままの姿で残っているんですね。何回かこの様な事を経験させてもらって考え方を新たにする方が良いと思いました。
埋めてあったオカメインコちゃんは、お腹の辺りに大きな癌がありました。お客様も「やっぱりありましたか、お医者さんも大きいので取れない。」と言っていたそうでした。
生めてあったお骨でも、綺麗に頭や口ばし、翼の骨、背骨など本当に綺麗に残っていました。火葬していて特にお腹の辺りにあった癌が土なのか何なの火葬しているうちは分からなくて困りましたが、火葬炉を開けてみて癌だと分かりました。
今回の事例で、土の中でも中々体は腐って土に返ってくれないとしみじみ思った次第です。