ペットちゃんの火葬をしないで土に埋めてしまうと如何なるでしょう。
チョッとその事について触れてみたいと思います。
良く言われるのは、土に埋めるとそのまま自然に土に帰ると思う人が多いのですが、実はそんなに早く土に帰る事が出来ないのです。
当園では、最近お客様から悲痛な声の電話がありました。
それは、「年取った母が亡くなりまして一人暮らしでしたから私がその後始末をさせて頂きました。
その際、色々と片付けをしていたのですが押入れの中に置いてあったファンシーケースに土が入っていてその中に猫の死骸がそのまま埋けてありました。」
「私は、ビックリしてしまい直に蓋をしてしまいましたが、ファンシーケースは6ヶあり、みなその様な土が入っていました。他のもチョッと中を見てみると同じように猫の死骸が入っていました。」
「ビックリしてしまい、その片づけを色々な所に電話したのですが、相手にしてくれません。当然市役所にも電話しました。やっぱり門前払いでした。」
「お宅では、掘り起こしたペットの火葬もしているとブログの記事を見ましてもしかするとそのお骨の処理をしてもらえるかと思って電話しました。」
このような電話での悲痛な叫びでした。
この猫ちゃんは全部で15匹ファンシーケースの中でそのままの形で眠っていました。
その猫ちゃん達を火葬して埋葬させてもらいました。当然土の処分も熱での消毒をして処分いたしました。
このケースにもある通り、ペットちゃんを土に埋めると中々腐敗が進行いたしません。
土から掘り起こしたペットちゃんを火葬した事もありますが、そのままの形でありました。
腐敗が進むのは、空気と接触している所の方が何倍も速いスピードで進みますが、土に埋めると空気との接触が無くなりますので腐敗の進行が凄く落ちるようです。
5年ぐらいしてから掘り起こしたペットちゃんは全く亡くなった時と同じように見えます。
ですから、火葬しないで土に埋めてもそのまま残ってしまい可也の年数をかける必要があるのだと思います。
私共の霊園で体験した火葬しないで土へ埋めたペットチャンの亡骸はミイラ状態になっていたのもありました。
全部がこうなるとは言い切れませんが、亡くなったペットちゃんは火葬してから、そのお骨を土に埋めて遣るべきだと思います。