ヨークシャテリアの立合火葬でお客様が言っていました。
東久留米から来園した、お客様が申込の時に「うちの子は、元気でした。はしゃいで飛び回っていたのですが、炬燵の中に上から下がっている鉄の部分に頭をぶつけてしまい、アッという間に死んでしまいました。」
家族全員で来たようです。
皆さん「アッという間に。」という言葉を言っていましたので即死だったんでしょう。
火葬する前のお別れでは、銘々が体をさすったり、抱っこしたり、ほおずりしたりして中々火葬炉に載せられませんでした。
余程ショックだったんでしょう。普通にじゃれあったりしていて、行きなり即死ですから。ビックリしたでしょうね。
火葬炉に載せるときにその様子がアリアリと分かります。
火葬時間は35分で終了しました。火葬したお骨は真っ白で綺麗でした。でも肝臓の辺りに青いお薬の色が出ていました。お薬を飲んでいましたか?「飲んでいません。」「お医者さんに見てもらったときに注射をしたじゃない。」「そうそう、注射でも出るの。」
おでこをぶっつけたと言っていましたが、頭全体が脆そうにいっぱいヒビがいっていました。慎重にお骨上げをしていたのですが、チョッと箸が触れた途端に頭のお骨が6つに割れてたのです。
下にあった喉仏が出てきました。
その喉仏の頭の部分が、ヒビがいって下を向いています。これは推測ですがもしかしたら、頭を炬燵に凄い勢いでぶっつけた時にむち打ち見たいに首に衝撃を与えてしまったので喉仏の頭の部分にヒビがいってしまったんでしょうね。
即死の原因はこれかも知れませんね。
喉仏にヒビがいって曲がっているのを見るのは初めてです。恐いですね。
昨日は、1.5メートルの木から落ちて死んでしまったという猫ちゃんを火葬しましたし、今日は頭をぶっつけた犬ちゃんです。
動物は、こう言う死に方はしないと思っていましたが、色々ありますね。
こういうビックリするような事故で死んでしまった、動物の火葬は皆様心の準備が出来ていないので深刻な表情で見えられます。
火葬後は、「死んでしまった。」という現実が直視できるのでしょうか。
帰りは吹っ切れた表情になって帰ります。
私達は、こういうお客様に対して何もする事が出来ません、唯々丁寧にご供養して心のこもった火葬や葬儀を提供するのみです。
お帰りになる時に、皆様が塞いでいた心が吹っ切れて通常の状態に戻れるならばそれが最高なのでしょう。亡くなったペットちゃんのご冥福をお祈りいたします。
ヨークシャテリアの火葬 のぺーじへ。
東久留米市からのペット火葬