猫の火葬を予約したお客様は11時がご希望でしたが、こちらの都合で10時にして貰いました。
土曜日や日曜日はどうしても込み合う可能性が多いので、お客様にお願いしてこちらの時間に併せてもらったのです。
朝の出発が、電話に出ていたために少し遅くなってしまいましたが、お客様宅には7分遅れの10時7分に到着、お客様はすぐに出られる格好で待っていてくれたようです。
お客様達は、幼児を含めて5名で「火葬する場所まで歩いて行きます。」とこちらが予定していた場所ではなくて近くのちびっこ広場の脇を指定してくれました。
歩いても5分足らずで行けて人も来ない公園でしたので、そこで火葬をすることにいたしました。
5分間でもダンボールの箱の中に2.5キロの猫ちゃんを抱えてくるのは大変でしょう。
皆様は、猫ちゃんを大変可愛がっていた様子で、火葬炉に入れて皆さん「サスサス」と触っていました。
火葬時間は35分で終了して、お骨の説明をさせて頂きましたが、当社は火葬した儘の姿を少しも触らずに直接お客様にお見せしてご説明をさせて頂いていますので、今回もその様にさせて頂きました。
火葬したお骨は真っ白でしたが、肝臓辺りが悪かったようです、その旨お客様にお伝えすると「やっぱり、肝臓ですか。」と一言。きっと生前にその兆候が見られたのだと理解しています。
橋渡しの儀式をしてから、お骨上げです。お骨を大事に一つづつ骨壺に入れて頂きました。最近3.3寸の骨壷を仕入れましたので、立会火葬の場合は3寸に入るだろうと思うお骨も3.3寸の骨壷にゆったりと入れて頂いています。
この3.3寸の骨壷は3寸の覆い袋に入りますので、持ち帰って家において置く場合は全く3寸の骨壷と同じです。でも、お骨上げをする時にゆったりと入りますので、皆様に人気がある骨壺です。
今回の、8分目位でしたが、楽々と入ってお客様も一安心でした。
5歳と若かった猫ちゃんですが、野良ちゃんを拾ってきて育てていたそうです、でも「チョッと当初からあまり元気ではなかった。」と言っていまいした。
「小さなお骨の一つまで、悪い所も全部骨壺に入れてください。これが私達の猫ちゃんですから。」と言って綺麗に全部骨壺に入れてお持ち帰りして頂きました。
「可愛い猫ちゃんを亡くしてしまった、辛労」と「火葬してお見送りが出来た。」とが相まって複雑な気持ちでしたでしょうが、すっかりと明るくなってお見送りをして頂きました。
猫ちゃんのご冥福をお祈りいたします。