今日の最終は、入間市でのアラスカンマラミュートの出張火葬です。
昨年8月にシベリアンハスキーを火葬したお客様でした。
サイズを聞いたら身長が110センチあると言われたので火葬炉に入るか心配でしたが、今回火葬炉に敷く網を目一杯長くしてお宅に伺いました。
事務処理をして、火葬炉に3人掛りで持上げ足を綺麗に揃えて火葬炉に入るように致しました。頭からお尻までやっと入っている感じですがとても上手く載せることが出来て一安心です。
火葬炉に入らないかも知れない。という心配が解決しました。続いて、火葬の事ですが、ヤッパリ大型犬で30キロを越えていますし、アラスカンマラミュートという名前でもわかる通り寒冷地の犬なので皮下脂肪がいっぱいあるはずです。
そこで前回は、お客様のご自宅の庭で火葬させて貰いましたが、今回は犬が犬なので安全をが取って他で火葬してくることに致しました。
火葬炉に載せてお経を上げて、お葬式を行いました。お葬式が終了して火葬炉をしまう段になって息子さんと奥さんが来たのでサービスでもう一度短いお経を上げてお別れをしていただきました。
火葬は、いつも遣っている人家のない行き止まりの道路で行いました。
今回は、脂分の多い犬ですし夕方ですので煙突から炎が上がるかも知れませんので、久し振りに煙突を付けて火葬することにしました。
脂分の多い犬なので、当然S火葬の強力な燃え上がり防止策をした火葬方法を取っています。その上、火葬炉に強制送風する場合でも煙が横漏れしないような対策も取っています。
火葬場に到着して、煙突をつけ横漏れ防止策の確認をして、火葬炉に点火しました。
アラスカンマラミュートの強力な毛皮がまず臭い対策の一番目です。
ゆっくりと毛の部分を燃焼させて、臭いがでないかを確認してから次のステップです。
次は、頭の位置の確定をしなければなりません。
特に大型犬では、火葬開始して毛皮が燃えている最中に頭を持上げて来ます。頭を後ろにそっくり返らないように暫く押さえておかないと、火葬炉の火口から出てくる炎を頭が塞いでしまい火が消えてしまうこともあります。
ここはチョッと格闘している状態になりますが、ここが火葬を綺麗に上手くするための大切な工程になります。
ここをおろそかにすると、火の通りが悪くなり黒っぽいお骨になってしまったり、火葬時間が随分余計に掛かってしまったりします。
その後は、脂分を搾り出しながら、温度を上げずに燃焼をさせて行きます。そしてある程度脂文が絞り終えたら本格的な燃焼を行います。
今回は、そのすべてが上手く行きました。脂分の多い犬ですから強制送風も当然行いました。火葬自体は70分ぐらいで終わっているのですが、後は火葬炉に落ちて燃残っている脂分を燃やし尽くせば火葬終了です。
脂分の火葬は、辛抱、辛抱です。
脂分の多い犬ちゃんの場合はいつもそう思います。
辛抱し続けて70分でした。火葬時間は140分間でした。
火葬したお骨は大きくて特に頭が大きく7寸の骨壷に8分目ほどでした。お客様も大変満足したようで帰りの見送りもずっと車が見えなくなるまで外に立って見送ってくれていました。
入間市からのペット火葬