「夕方6時30分の予約でお願いします。」という予約の電話でした。犬種は大型犬のボクサーです。
「今静岡ですが、出張火葬でお願いします。」と言われて、静岡までは行けません。
「そうじゃないのよ、今静岡に住んでいるんだけれど娘の家が所沢にあるのでそこに出張して火葬をして欲しいんです。」
分かりました。
所沢なら大丈夫です。「静岡からみんな来るので夕方の6時30分が良いんですが。」分かりました。6時30分に伺います。
この様なやり取りで夕方の予約を受けました。
大型犬の23キロのボクサーといっていましたが、ボクサーは筋肉質で締まっている犬ですので火葬は比較的楽です。
唯、夕方の火葬ですから煙突から昼間は見えない火柱が出てくるのがチョッと心配です。
火葬車に載せて、お経を読んでお葬式をしてペット霊園から摘み取って来たお花で飾ってお別れをして出棺を見送っていただきました。
火葬時間は70分でした。
火葬炉に寝かせた時に、大きなお腹にチョッと戸惑いましたが、「亡くなってから急にお腹が膨らんで来ました。」というお話を伺い、チョットお腹を触るとブクブクで叩くと「ポンポン」と音がしました。このお腹は腹水かガスが溜まったものだと判断して火葬を行いました。
今回は、火葬しやすいポクサーでしたので通常の火葬法で行いましたが、夜間の為煙突からヤッパリ小さな火柱が立ってしまったので、温度を落として強制送風を行い火葬を致しました。
それを実施してからは、全く火柱も立たずに唯車が止まっているだけの火葬でした。
火柱が立つのを防いだりして、ボクサーちゃんのお腹の腹水かガスかを確認する作業は忘れてしまい思い出した時はお腹がへ込んでいる状態でした。
この場所は、夜間だったら申し分ない場所でしたが、昼間の火葬には適していない場所でした。所沢は未だ見つけてある火葬場所が4カ所ぐらいで少ないですので、夜間専用にこの場所も記録しておくことに致しました。
こうして、火葬が終了してお客様の所に戻ってお部屋でお骨上げを行いました。
お客様は、お骨の説明にも真剣に聞いていただき、心臓か肺辺りの腫瘍にビックリとしていました。
骨壺を受け取ってから、「今回で5回目です。今まで他の火葬業者にお願いしていました。」「お骨は埋葬した方が良いでしょうね。」「これから、如何しようか色々考えます。」「有難うございました。」と言って帰りを見送っていただきました。
大きなボクサーの火葬が終了してお客様は、ホッとしたお顔をしてお見送りしていただきました。
所沢市からのペット火葬