ロシアリクガメの火葬に千葉県の市川市からいらっしゃいました。
予約時間の20分前に一台のタクシーが霊園の前で止まりました。
丁度、今日命日のお客様が参拝に来ていてお話をしていましたらそのタクシーから3名のお客様が降りていらっしゃいました。
亀ちゃんの火葬のお客様ですか。と聞くと「はい。」と。
礼拝所へ案内して。亀ちゃんを台の上に置いていただいてから受付です。
このお客様は、千葉県の市川市からいらっしゃいました。「亀の火葬してくれる所が無くて。」と言っていました。
本八幡駅からJR総武線に載ってお茶の水で乗り換えて八王子に来たのでしょう。そこからタクシーだと思いますが。所要時間は1時間50分位掛かっていると思います。
礼拝所でお葬式をして火葬炉に載せて霊園のお花で廻りを飾ってあげました。
そして、火葬炉へ点火です。
真剣に合掌して煙突を見つめて点火を見届けました。
この瞬間が一番辛いらしいです。
口をギュッと結んで手を会わしていました。
お客様と火葬中の会話では「亀の火葬をしてくれる所がなくて。」は、「亀の火葬に馴れていて、上手く火葬をしてくれる所がなくて。」と言う意味だと思いました。
何匹も火葬しているお客様は、「色んな所で火葬したあげく、やっと良いところを見つけました。」と言ってお帰りになる遠方からのお客様がらっしゃいます。
今回は、個別一任火葬でしたが、遠方より見えましたので火葬炉の脇で甲羅を剥がしながらお骨の説明をしてあげました。
まず「頭のお骨でビックリ。」
「背骨、足の指」で又ビックリです。
一番ビックリしたのは、お腹の上の甲羅を取ったときです。中から大きな腫瘍の塊が出てきました。この大きさにも「ビックリ」です。
今回は、一任火葬で粉骨パウダーでしたので、スタッフがお骨上げをして、粉骨パウダーにしてお渡し致しました。
お客様の要望で半分は外に撒くためにビニール袋に入れて、後の半分は2寸の骨壷に入れてお渡し致しました。
ビニール袋の粉骨したお骨を見て「こんなに細かくて真っ白で綺麗ですね。」と言ってお帰りになりました。
帰り際に「本当に思い通りの火葬と粉骨をしていただいたので、お友達を紹介したいと思ています。」と仰っていました。
気分を良くして、お帰りいただけt事を嬉しく思っています。