厚木から犬の火葬に来てくれたお客様の犬ちゃんは、何と41キロの肥満犬でした。
お客様の電話での開口一番は「ネットに21時までと書いてあるのですが、夜間の火葬できまか?」と言う事から始まりました。
はい。大丈夫です。
ペットの種類と体重を教えてください。「ラブラドールで41キロです。」
ご希望の火葬方法は、どの方法が宜しいでしょうか。「個別火葬でお願いします。」
ご希望の日時は、いつが宜しいでしょうか。「今日お願いしたいのですが、こちらは厚木なのでそちらに行けるのは20時頃になってしまいますが。」
と夜間の火葬をご希望でした。
41キロのラブラドールちゃんの個別火葬は、個別一任火葬でしかお受けしていません。
超肥満の大型犬の火葬は、火葬時間がどの位掛かるか分かりません。また不測の事態が起こる可能性もあります。
この様な肥満の大型犬の火葬は、時間を掛けてゆっくり火葬して、もし不測の事態が起きたとしても大丈夫な迷惑の掛からない場所で火葬することにしています。
お客様から「20時に持って行ってどうなりますか?」と質問されました。
持って来て貰って、ご供養してお帰り頂きます。火葬は今夜行いますが、本社の青梅の方に行って行います。
お渡しは、明日午後からなら大丈夫です。
予約受付の時にお客様は、立会火葬も検討していたみたいでしたが、こちらの説明で納得していただき、個別一任火葬で了解していただきました。
予約時間が20時でしたが、私達スタッフは17時から別の移動火葬があり19時20分に戻ってきましたらお客様はもうペット霊園でお待ちになっていました。
「厚木から2時間チョッとで着きました。もう少し時間が掛かるかと思いましたが早かったです。」
小型車で移動火葬に行っていたので、大型の火葬車を上の駐車場に置いてあるペット火葬車を取りに行ってからご供養です。
大型犬の体重の多い犬ちゃんの火葬は、35キロを越えると個別一任火葬か合同火葬だけにしてもらっていますので、今回のラブラドール41キロも個別一任火葬です。
礼拝所にお客様の手によって運んで貰い、お経を読んでお葬式を行いました。チビッ子の皆さんも確り手を会わせて拝んでいました。
それにしても火葬が大変そうに肥っています。
「いっぱい食べ物を上げていたので。」と言っていました。
火葬炉に運びお花でいっぱいに飾ってお別れしましたが、火葬炉の上は、このラブラドールちゃんでいっぱいです。
先程、礼拝所に安置する時に脚のお骨が突っ張っていたので脚のお骨の間接から曲げといてやったので火葬炉に入りましたが、脚が伸びたままでは火葬炉にも入らなかったみたいです。
お客様も火葬炉で最後の、お別れをして別れを惜しんでいらっしゃいました。お客様の前で火葬炉の蓋を閉めさせていただきお帰り頂きました。
明日夕方に仕事が終わってから受け取りにいらっしゃると言っていました。
これから火葬の開始です。
八王子のペット霊園から場所を移して青梅市の畑の中の迷惑の掛からない場所に移動いたしました。
火葬時間は3時間15分です。
脂が多いために始めの1時間は脂絞りに徹して、最後の1時間は火葬が終了しているのですが、火葬炉に溜まった脂を燃焼するのに時間が掛かりました。
今回も最高難度のs−27の火葬体制で臨みました。
夜間の火葬で注意することは煙突からの火柱が上がることです。
昼間は、燃え上がって煙突から火柱が出ていても煙が出てなければ気がつかないのですが、夜間は一番目立ちます。人気のない所で火葬しているので火柱が上がっていると遠くからでも分りますし車の火災と間違えられてしまうこともありますので要注意です。
今回の火葬も大過なく終了することができました。
今回新たなテーマに挑戦しましたのは、「通常に燃焼させている状況で火柱をいかに出さないで燃焼させると事ができるか。」です。
このテーマを解決する手段として「強制注入している空気の角度を変えることで煙突から出る火柱を出さない角度があるはずだ。」と仮説を設けて何回もチャレンジして見ました。
おぼろげながら火柱が少なくなる角度が分ってきたような気がします。
これからも夜間火葬する機会があると思いますのでチャレンジしたいと思います。
火葬したお骨は真っ白で綺麗でしたが、肺にお薬が溜まっていて燃えカスがかなり多かったです。ポーリープの大きいのがあった可能性があります。
大きなラブラドールちゃんでしたが、お骨の量は普通の量で6寸の骨壷に8分目程でした。
喉仏も確りと残り頭のお骨も綺麗に残っていました。
翌日受け取り来園頂きましたが、厚木から1時間で来たと言って17時にお見えになり、骨壷の中を確認して説明を受けてお受け取りになりました。
大きな太ったラブラドールちゃんの火葬でしたが、綺麗な仕上がりで火葬が終了でき、全く問題なく終了したことにホッとしています。