「個別立会火葬って何時まで大丈夫ですか。」⇒夕方でも大丈夫です。
「今戸吹の清掃工場から家の猫らしいのがいると聞かされて行ってみるとそうらしいんです。それで個別立会火葬をしたいのですが、お幾らでしょうか。」とお電話を頂きました。
「82日間も行方不明の猫ちゃんで、四方八方手を尽くして探し回りました。その間仕事も手に付かずペットロスの状態になってしまいました。」
「市役所から清掃工場、保険所、警察などあるとあらゆる所に捜索願を出して探しました。そして戸吹の清祥工場からお電話を頂いた。」と言っていました。
この方からは、火葬の予約を貰ってから何回もお電話を頂きました。
「亡くなって何日もたっているので、腐敗して臭いも出ている。」と言っていました。
綺麗に洗ってあげて、ドライアイスを買って凍らして下さい。そうすれば腐敗が止まります。またファブリーズを買って来て猫ちゃんの周りに掛けてやってください。臭いは止まります。
この様なご指導をさせていただきました。
霊園にダンボールに入れて連れてきたときには、全く臭いもしなくて腐敗も分らない状況になって連れていらっしゃいました。
礼拝所でお葬式。
ご葬儀から皆様、涙、涙のお葬式でした。目頭を押さえるだけでなく涙ボロボロです。探して探し回って見つけた大事なキジトラの猫ちゃんは死んでいました。腐敗も始まっていて臭いもかなり強烈に出ていたそうです。
「見つかって良かった。」と思う反面「生きていてくれたら。」とも思ったに違いありません。
きっと臭いを消して、綺麗に綺麗に洗ってやってから又、臭い消しをしてドライアイスで凍らせたものでしょう。
霊園に来てから言っていましたが、「戸吹の清掃工場から電話を貰ったんですが、誰が電話してくれたのか分らなかった。」そうです。こういうのって色々あるのでしょうね。
火葬炉に載せてお写真や折鶴、寄書、お花や食べ物を入れて猫ちゃんを飾って遣りました。
紙類は網の下に入れて一緒に火葬しました。
火葬時間は、40分でした。
以前は7キロからあった猫ちゃんだそうでしたが、火葬したお骨はほんとに細くて小さかったです。
3キロになってしまったそうですが、82日間に随分痩せてしまったんですね。
食べ物にも不足したのでしょう。
火葬するまでの時間が掛かってしまったのでしょう、お骨は茶色のお骨でした。
2歳で若かったのですが、太りすぎていたのでしょう頭のお骨も脆そうでグズグズっていう感じのお骨でした、
奥様が持って綺麗に骨壷に入れられて一安心、
皆さん協力をして綺麗に骨壷に入れることができました。特に喉仏を左顎の前に置くときにちゃんと立てて置けて皆さんから笑顔が漏れました。
お帰りになる時に、位牌を購入してお帰りになしました。
ホッとした表情で、しっかりお見送りが出来たと言う満足感で満ち足りたお顔でした。
失踪してしまったことは残念でしたが、良く見つかったと思います。
いなくなった猫ちゃんは殆ど行方不明で終わってしまいます、この猫ちゃんのように役所から連絡を貰って見つけることが出来るのは万分の一かも知れません。
皆様の力で最後の火葬からお骨上げまで出来ました。
きっとこの猫ちゃんは天国で楽しく過ごすことが出来ると思っています。安らかにお眠りください。