お客様が家で亡くなったペットちゃんの亡骸を安置しておく場合について書いてみたいと思います。
今回伺ったお客様の家のキャバリアちゃんは、段ボールの中にバスタオルでグルグルと包んで入れてありました。
今回「体重が良くわからない。」と言っていましたし、「計測して下さい。」とも言っていましたので計測する為に秤を持って伺いました。
計測する為には、段ボールの中のキャバリアちゃんを出してグルグル巻きのタオルをければ取らなければなりません。その為、タオルを取ろうとキャバリアちゃんを段ボールから出そうとすると、お客様に言われました。
「どうしてもタオルを取らなければだめですか」
段ボールの中は綺麗にお花で飾ってありましたし、自分たちだけのキャバリアちゃんだったんでしょう。他に人に触られるのが嫌だったのかもしれません。
お客様が、「この子は亡くなる前の日に5.2キロでした。」
スタッフもそれを聞いてその体重で宜しいですか。「はい。」
お客様のご希望で体重を計る予定でしたが、5.2キロで申込をお受けしました。
時々、ペットちゃんをタオルでグルグル巻きにして連れてくるお客様がいらっしゃいますが、ペットちゃんが亡くなった時は、下にペットシートを敷いて上にタオルを掛けてやる程度で大丈夫です。
そして、寝かせ方ですが霊園の火葬炉の都合で「右のほっぺを下にして寝かせて遣って下さい。」この格好だとそのままの姿で火葬炉に寝かせることが出来ます。
逆向きの左のほっぺを下にして寝かせてあると、火葬炉に寝かせるときに反対側をむかせるようにせざるを得ません。反対側を向くとお顔の表情が変わっていたり、舌が出ていたりすることがあって残念な思いをさせてしまうときもあります。
今回のキャバリアちゃんも火葬炉に載せるときは、お顔の向きを変えさせてもよろしいですか?と聞くと「この向きが好きなのでこのまま火葬してください。」とおっしゃりましたので、そのまま火葬炉に載せさせていただきました。
火葬時間は、思ったより少なくて35分で終了いたしました。
火葬中ルイボスティーのかぼちゃや栗の入ったお茶を頂きました。「癒されるのです。どうぞ」と出してくれて、とてもおいしいお茶でした。
火葬したお骨は、真っ白できれいでしたが、肺に腫瘍がありました。
お客様も思ったような火葬が出来た事に感謝していたようで帰りに火葬中出してくれたお茶までお土産として頂きました。