亀ちゃんが亡くなってしまってので火葬をお願いします。」とお電話を頂きました。本日の15時30分からの火葬の予約です。
川崎市の宮前区だと言っていました。
前の火葬も早く終わっていたので、15時に到着したときは丁度時間待ちになっていました。
リピーターのお客様と言っていましたが、連れてきた亀ちゃんはヒョウモンリクガメちゃんで甲羅の黄色いオウトツで茶色の模様のある亀ちゃんです。
大きさは、20センチ位で高さも20センチぐらいあり、威風堂々の甲羅構えです。
お客様も亀ちゃんの甲羅を撫ぜ撫ぜしていましたが、模様のオウトツが確りしているのでナゼかえがあると思います。
お葬式をして、火葬炉に寝かせて頭の割れ止めの予防策を確りさせて頂きました。霊園の山茶花を亀ちゃんの廻りに飾ってお別れしたので、お客様も確りとお見送りが出来たという感じで合掌をして点火を見届けています。
火葬炉の中の亀ちゃんですが、普通なら頭を段々伸ばしてくるパターンが多いのですが、このヒョウモンリクガメちゃんは、頭を甲羅の中に引っ込めてその両脇に手を縮めてお顔が見えなくしているような格好です。
火葬開始から甲羅がブツブツと泡を吹くように燃え始めました。この亀ちゃんの甲羅の燃え方はどんなタイプだろうと思いながら火の廻りを見ていました。
通常のリクガメちゃんは甲羅がパカ、パカっと割れていくタイプなのですが、良く見ているとどうも違う感じです。
甲羅が全体的に黒ずんで、段々墨のように火がとぼりそしてなくなって来ています。「もしかすると甲羅が紙のように燃えていくタイプなのでしょうか?」と思い始めました。
火葬開始してから15分で、半信半疑に想像していたことが本当であると証明されました。あの大きなデコボコの甲羅が燃えて僅かに燃え残りの甲羅が真っ白い破片が亀ちゃんの周りに落ちています。
これは、凄い事です。クサガメの火葬でこのような甲羅の燃えているのを見た思いがありますが、今回のヒョウモンリクガメでも甲羅が燃えてなくなっています。
頭は、甲羅の中に入ったまま両手も全くそのままです。
火葬時間は、55分間でした。
個別一任火葬でしたので、お骨上げはスタッフが行いましたが、燃え残った甲羅の破片を取り除いて見ると火葬したお骨の、肺辺りが悪くなっていました。
ヒョウモンリクガメちゃんは、甲羅が分厚く通常の亀ちゃんより背丈があるので燃え残った甲羅も燃えている状態より燃え残った甲羅の破片は凄く薄いのですが、この2キロの亀ちゃんで4寸の骨壺7分目程ありました。
通常の燃え方でパカッ、パカッと割れて燃えていくタイプだったら5寸の骨壺いっぱいでしょうね。
上の甲羅の部分は紙のように燃えて行きましたが、下の甲羅の部分は通常に残っていました。
今回のヒョウモンリクガメちゃんが紙が燃えるような甲羅の燃え方をしたのを見て新たな発見をさせていただきました。