ペット霊園のお花畑の中の修理を致しました。
お花畑には、色々と区画が分かれています。
その中で、通路境に9cmの高さの木で土が流れてしまうのを防ぐ目的で枠が設置してあります。
この枠が開園して間もなく作ったのでもう10年近くになりました。
そうすると、木製ですので虫に食われてしまったり、腐ってしまってボクボクになって折れてしまった箇所が随所にあります。
今回修理した、第2区画は個別墓地のカロートが作ってあるその上に以前コンパネを敷いて蓋をしてその上に土を載せてお花畑を作ってありました。
然しながら、このコンパネが腐ってくると同時に周りを囲っていた木製の枠の駄目になってしまいました。このコンパネの代わりに腐らない材料を探していましたら、丁度サイディングの端切れを工事現場で貰ってくることができました。
丁度このサイディングで蓋をしてからその周りに枠を作る事に致しました。
材料は、レンガ状のオーストリアンタイルが手に入りましたので、それを並べて枠作りをいたしました。
粉末のモルタルを買ってきて水を混ぜてモルタルを作り、そのタイルを張り付けて並べて行きました。チョッと心配なのは、モルタルで脇の目地面と下の部分とを唯張り付けただけで上手くもつかと言う事でした。
この第2区画の西側半分だけタイルを並べました。土を入れてお花を植えて様子を見ることに致しました。反対側は、このタイルを縦に並べただけで土を停めています。冬を越して春になって夏の暑さでもこの並べて西側のタイル部分はモルタルで接着しただけでしたが全く問題がなく確りとしていることが証明されました。
そこで東側の唯、タイルを立てかけてある部分も確りとしようと考えましたが、以前やった様なモルタルを使うと作業する時間を確りと取らないと作業が出来ません。モルタルですから途中で中止する事も出来ません。
如何したら良いか色々と考えた末にシリコンで接着する事に致しました。
シリコンの方がモルタルより数倍高いのですが、作業する場合すぐに始められ、火葬などが忙しくなればすぐに止められます。
でも、確りと接着できるか心配でした。
その為、起点と終点の所のタイルを並べて様子を見ることに致しました。
1日経った状態でもう確りと止まっています。1週間ぐらい様子を見てから大丈夫だと判断して少しずつタイルをこのシリコンで接着する事に致しました。
「良いですね。」
30分位の時間でも、作業を止める事ができます。チョッとの時間の積み重ねは大変な効果がありました。写真でも見てわかるようにこの区画の枠作りがわけなく完了してしまいました。
長辺方向のタイルは写真でも分かるように確りと真っ直ぐに並んでいますが、短辺方向の部分で小さな半端なタイルを並べる時もわけありませんでした。
これから土を入れてこの区画は完成しますが、この方法を使えば割と簡単に腐って来た枠の取替が出来ると考えています。
始め作った枠などは、仮設的な方法で作りましたが、これからは半永久的に持つような堅固なものに変えて参ります。