予約時間のチョッと前に歩いていらっしゃいました。
お客様は「近くにあるのでいつでも歩いて来る事がで来ますので、ここのペット霊園を選びました。」と言っていました。
通常はダンボールの箱に入れてくるお客様が多いのですが、このお客様はボストンバックに入れて連れてきました。提げて来たのでしょうか。
霊園のベットに寝かせてお葬式です。
チョッとボストンバックから出すのに手間取りましたが、礼拝所でペット霊園で用意したベットに寝かせてからお別れをしてお葬式を致しました。
「この子は息子の猫ちゃんなの。」
「でも、塔婆の名前は私達の苗字にします。」と言って塔婆を書いていました。綺麗な文字です。
優しそうな奥様と清潔感溢れるご主人が揃って手を合わせてご供養です。
お線香を上げる時も大事な猫ちゃんを擦ってからお線香を上げていました。見ている私達にも愛情の強さが伝わってきます。
火葬が終わって埋葬する時も、丁寧に一つ一つお骨を共同墓地のカロートの中に入れています。お骨を最後の一つまで確りと残さず共同墓地へ確実に埋葬する姿も目を見張るものがありました。
息子さんは、平日なので仕事なのでしょう。
奥様が、礼拝所の写真や共同墓地の写真、塔婆立ての写真を確りと一杯撮っていました。
「息子の見せなければ。」と。
今日は息子さんは来れなかったですが、近いうちにペット霊園にお参りに来る予定です。
「近いから時間の空いたときにいつでも来られるので、ここにして良かったです。」と言いながら写真を撮っていました。
「一戸建ての家でしたら、お庭があるのでそこに埋葬する事もできますが、私達みたいなマンション住まいではペット霊園が頼りです。」
「綺麗に火葬してもらい、共同墓地へ埋葬することができました。」「有難うございます。」と言って歩いてお帰りになりました。