火葬者をより使いやすくするための改善を今回もいたしました。
最近スタッフの一人が移動火葬に行くときは、使うだろうと思う六角袋を出しておいて伺うようにしています。それだと行った先で重なり合ったコンテナを一々出さないですぐにお客様の要望に応えることが出来ます。
その事をより使いやすくするために、配電盤の上に置くスペースを作りましたが、平らにおいてあるので台の上に乗ってその場所を見なければおいてある袋の種類が分かりません。
そこで、2.3ミリのベニヤ板を作って工作をすることに致しました。
4寸から2寸までの六角袋をその場所に一種類で2枚ぐらいが置けるようにすることにいたしました。
神に鉛筆で形を書いてから、詳細の図面を書くことに致しました。そこで登場するのが10年前にペット霊園を作った時に活躍したキャドを使うことに致しました。
キャドですと細かい納まりが原寸で書くことが出来るのでとても便利です。特に斜長を出すのには、計算で出すより余程簡単で正確です。
さて、10年ぶりにキャドをパソコンの画面に出しましたが、線の引き方が分かりません。また寸法の出し方すらも全く分からなくなっているのです。
これは大変です。
色々と弄くって見たのですが、全く昔の感覚がつかめません。
こうなったら、確りとマニアルを読みながら遣るしか方法がありませんでした。
線の引き方と寸法の測り方は分ったのですが、何センチのに線を引きたいといって見てもその何センチが出来ませんでした。
やっとの所で直線と半円の交点がその距離だとわかってそれを応用して今回の六角袋を億台の図面が出来上がりました。
それにあわせてベニアの加工図を描くために図面を作り、そしてベニアを使った工作の開始となりました。
2.3ミリのベニア板を買って来てそれを切断するためのホソ鋸を購入してベニア板を切っていったのですが、細かい部分に付いてはカッターを使いました。
このカッターを使ったのは大正解で、次の板を切るときはホソ鋸ではなくて、最初からカッターで切断しました。
また、切断するためにはカッターマットも購入して始めましたが、最初硬いほうを上にして、切って行ったのですが切断痕が着いてしまいました。
このマットは軟らかい方を上にして使うのですね。
軟らかい方を上にしてカットしていっても切断した痕は付くのですが、すぐに元通りになって傷が隠れてしまいます。
加工図に従って板を揃えてから貼り付け作業です。
貼り付ける材料は、ウレタンで貼り付けることにしました。最近このウレタンにコッテイて霊園の花壇のレインガを貼り付けるのにも使っています。とても便利は接着剤です。
加工した板を組み合わせてウレタンで貼り付けて一日置いてまた貼り付けと作業を何回かに分けて行なわなければならないのが欠点ですが、メリットの方が大きいのでこの方法で接着作業を行ないました。
このようにして六角袋の置く台も完成しました。
これで、火葬した後の六角袋の選別も確りとすぐに分かりますし、霊園から持参する場合でも何があるか、何が足らないか一目瞭然で分りますので大変便利になりました。
このようにして、自分自身で作ることに依って経費を安くしてお客様により良いサービスが出来ると確信しています。