本日の朝一のお客様は、極近くのお客様でした。
持帰火葬がご希望で、火葬中は待っていてくれました。
近くのお客様ですから、詳細には書けませんがとても大事にしている様子が、いらっしゃってからお別れをする段階でヒシヒシと伝わってきます。
「お経はいいです。」と言ってお線香だけ上げてお葬式を行いましたが、皆さんお線香を上げてから猫ちゃんのご冥福を祈って手を合わせて拝んでいる時間がとても長かったです。
キッと色々と語りかけていたのでしょうね。
手を合わせて拝んでいるうちに色々な思い出が浮かんで来ては消えていったのでしょう。
その度に、猫ちゃんに対して語りかけてご冥福を祈っていたのだと思います。
一つひとつの仕草がとても印象的です。大事にしていた猫ちゃんが亡くなってしまってお見送りをする段になって思い出しているのでしょう。
火葬炉に載せてからはお花や、お手紙、食べ物を入れてお別れして点火を見届けましたが、その間ご主人が色々と写真を一杯撮っていました。
これも、確りと思い出を作りたい気持ちの現れでしょうね。
確りと火葬炉でのお別れをして点火を見届けていただきました。
持帰火葬は、この後火葬が終了して骨壷に入ったお骨をお渡しして終了なのですが、当園では火葬したお骨を炉の脇でチョッと説明をしてからスタッフがお骨上げをしてお渡しすることにしています。
今回も、お客様は火葬が終了すると炉の脇にいらっしゃっていました。
トレーに載せてある火葬したままの姿をお見せして、説明を始めました。
まず最初に喉仏です。
手を合わせて拝んでいる姿に皆様「だから喉仏って言うんですね。」と頷いて喉仏を見ていました。
足の指のお骨を説明するとご主人が手にとってシゲシゲと見つめています。
足の指は、4本のお骨で構成されていますが、それを一つづつ見つけてお客様に説明もさせて頂きました。
皆様確りと頷いています。
説明を終了してスタッフが作業室でお骨上げをしてお渡しいたしましたが、「大変ご丁寧にして戴いて有難うございました。」「次もありましたらお願いします。」とも言われてしまい恐縮しています。
唯、丁寧な火葬により綺麗なそのままのお姿を見て感動しているのでしょう。近くの方でしたからチョッと微妙なのかも知れませんが、このペット霊園が確りと気に入ってくれたみたいです。
火葬技術のレベルを確りと上げてきた証拠です。
これからも、この綺麗なそのままに残る火葬技術でお客様の大切なペットちゃんの火葬を確りと行なって生きたいと思っています。