今回は練馬区大泉からお越しの久しぶりにホシガメちゃんの火葬です。
ホシガメちゃんってとても綺麗ですよね。
甲羅に星の形の模様が並んでいて、色も黄色いラインとこげ茶の色が綺麗に配色されています。
今回のホシガメちゃんは、387gと言う小ぶりなホシガメちゃんでした。今まで4匹のホシガメちゃんを火葬いたしましたが、今回のホシガメちゃんが一番小さいです。
練馬区の大泉からのお客様は、今回で8人目ですが大泉からは近いですよね。
環八から中央道で来られますので、最近「どの位の時間が掛かりましたか?」と言う質問はしないようにしています。
1時間ちょっとで来るのですから、このペット霊園も大泉のお客様たちにとっては射程距離なのでしょうね。
ホシガメは、カメの火葬の多い順から5番目の亀ちゃんです。
お客様に依っては、亀の種類を亀と書いただけでどんな種類か書かないお客様もいらっしゃいますので詳細は分かりません。リクガメと書くお客様もいらっしゃいます。
今回のホシガメちゃんの火葬は、チョッと燃え方が違っていたので特に詳細に燃え具合を書いてみたいと思います。
まず最初は、炉の中に火が入るとジュクジュクと甲羅が泡だち火が甲羅の廻りを回り始めます。
暫くすると、ジュクジュクも終わり真っ黒な色をした状態になり火葬し始めたような唯火が甲羅に当っているのに戻ります。
覗き窓から見ていると、甲羅の隙間が段々大きくなりそこから火が見えてきます。甲羅の隙間が大きくなってきているのは甲羅がそのままの形で燃えているのです。
火葬開始10分。
火が奥まで通るように一次火葬炉の窓を閉めて、送風機の空きも絞って火を長く通るようにしました。
亀ちゃんは、甲羅が真っ赤から白くなってきています。後ろの部分に直接火が当るので甲羅が割れてきたようです。甲羅の中の内臓が燃えているのが分ります。
甲羅は真っ白に見えて、内臓は黒く見えてきます。
開始15分。
亀ちゃんのお顔がお鼻、お目々。口が廻りが燃え尽きているので良くわかるようになりました。廻りのお骨が真っ白でお鼻やお目々、口などが黒くなって凹んで見えています。
他は、真っ白になってきています。
甲羅もドンドン小さくなっています。甲羅が炎の色になってきました。
お顔が上に上がって伸びていたのですが、根元が燃え尽きて鼻先を下にして落ちてきました。
でも大丈夫です。
お顔が落ちて網に当ると割れてしまいますが、その防止策を取っているのでそこに落ちていますので全く傷が付いていません。上手く着地しました。(18分経過)
後ろのお肉も見えなくなってきました。火葬炉内が安定したので暫く覗き窓の蓋をして火葬を促進することにしました。
火は、ホシガメちゃんの上を通って後ろまで来ています。非常に順調です。
その後、そのままの状態を保って火葬は終了いたしました。
火葬時間は30分間で終了しました。
火葬したホシガメちゃんのお骨を火葬炉から出してみると、今回のホシガメちゃんは甲羅が燃え尽きるタイプで、上の甲羅の部分は綺麗に燃え尽きています。
残っている甲羅は、亀ちゃんの廻りの部分の甲羅だけでした。
ですから、すぐに悪い所が見つかりました。
お客様は、お骨の状態やお骨上げの様子を片手でビデオに撮っていました。
ホシガメちゃんの顔や手足は綺麗に残っていましたが、肝臓に大きな腫瘍がありました。
「悪かった部分はティッシュに包んで持ちかえります。」と言ってティッシュに包んでもちかえりました。
ワザワザ大泉からいらっしゃった理由は、おっしゃらなかったですが、確りと思い通りの火葬が出来てとても満足した様子です。
とても綺麗なホシガメちゃんでした。
ご冥福をお祈りいたします。