昨日引取りに伺ったヒョウモンリクガメちゃんの火葬を致しました。
7キロのどっしりしたタイプのヒョウモンリクガメちゃんです。
この火葬でチョッと変わったことがおきましたので書いてみたいと思っています。
亀の火葬は、今まで4種類に分かれていました。
1.甲羅が解けてポタリ、ポタリを落ちていくタイプ
2.甲羅がパカ、パカと割れて落ちていくタイプ
3、甲羅が紙みたいに段々薄くなり燃えていくタイプ
4.甲羅が残って中だけが燃えていくタイプ
この4種類がありました。
火葬して直ぐに甲羅からジュクジュクと泡が出てきて甲羅に含まれている水分が飛んでいきながら甲羅に火がついて燃え始めて来ました。
このジュクジュクがなくなると甲羅は真っ黒な色になって燃えるのが終了いたしました。
暫くは、この状況が続いていたのですが、チョッと気をつけて見ていると何だか全体の大きさが小さくなってきたような気がします。
段々縮んで来たのです。
水分が蒸発して甲羅から内臓の方の水分も蒸発をしているのでしょう。
少しづつ、少しづつ縮んでいるのです。
でも、形は全く黒くなったままの状態でした。
少し時間が経ったので中を除きこんでみると、黒い甲羅が少しずつ薄くなってきているのです。
甲羅自体が燃えているのですね。
薄くなった甲羅は、下に落ちたりしていますが、大きさは2番のパカパカと割れていく大きさと同じです。今回のヒョウモンリクガメちゃんは3番と2番の中間のような感じの燃え方なのですね。
随分良く甲羅が燃えています。
あんなに大きかった亀ちゃんの体は、ドンドン小さくなっています。火葬したお骨や甲羅は通常の亀ちゃんよりとても少なくなるのではないか思いながらの火葬です。
火葬時間は、55分で終了いたしました。
火葬したお骨の肝臓の辺りでしょうか、色の付いた塊がありました。
このヒョウモンリクガメちゃんは、頭を甲羅の中に入れてしまって亡くなっていました。
このぺターンが一番悪いパターンです。
それは、甲羅の中に頭が寄り以上押し込まれてしまって、頭のお骨が割れてしまうのです。
火葬したお骨をよく見ても頭らしい形は分りません。
キッと火葬中の火によって頭のお骨が体の中に縮まって行く時に、甲羅の中に頭を入れる力で頭のお骨が砕けてしまったのでしょう。
そして、今回の亀ちゃんの甲羅がとても少なかったことが印象に残りました。
今回、合同火葬の申込でしたが一匹で火葬することに致しました。
最近大きめの亀の火葬が亡くなっているので、今回は合同火葬でも個別火葬と同じ様に火葬して腕試しをしてみたのです。
亀ちゃんの甲羅が燃えてしまってこのように薄くなってくると骨壷の大きさもとても小さいので住みます。4寸の骨壷に入ってしまいました。
今回のヒョウモンリクガメちゃんは、甲羅の水分が取れてから少しずつ甲羅が燃えて薄くなって残ったものだけが下に落ちて行った感じです。
そういえばいつも綺麗に残っている体の下の甲羅もとても薄くてあるかないかの様な感じでした。
火葬したお骨自体は、真っ白でしたがとても甲羅も少なく飼ったことが印象的でした。