28日の夕方に電話がありました。
「一応直ったので30日か1日に持って行きます。そちらの都合はいつが良いですか?」とお電話を受けて出来れば早い方が良いので「6月30日にお願いします。」と返事をさせて頂きました。
「三重県の四日市から早朝出発して9時30分頃には到着します。」と時間も決まりました。有難たいです。この時間に到着してもらえれば新たなペット車で火葬を実際にして見てから受取、午後からペットの火葬が3件くらい取れる時間です。
早朝から私も目が覚めてしまって3時からブログを書いたり、売上帳や予約表の不具合な部分を直したりして到着を待ちました。
8時10分頃からいつものように着替えて間もなく、玄関のチャイムが鳴りまし。「オールペットです。」と言っています。もう到着したのです。
早朝からオールペットさんも四日市を出発して新東名を飛ばして圏央道を通ってきたのでしょう。でも随分早いです。
この時間に来て貰えればゆっくりと説明を受けて、試験火葬も出来ます。
前回引き取りに着てもらったときの3つの部分の改良はバッチリ行なってありました。
まず最初の、
火柱対策を強烈にお願いしたので、送風の力を弱めてくれた為、火葬炉から煙が漏れた。部分ですが、これは火葬して見なければ分りません。
続いて2番目の
覗き窓が右脇の為に、炉の中のペットの火葬中のずれを直すことができない。これは中央に覗き窓に変更してあります。覗き窓から炉の中を眺めても大丈夫です。これも火葬してみてからの判断が必要かと思います。
そして3番目の
炉台を軽量化しすぎて火葬を終えた後に炉台の鉄板が曲がって引き出せなくなった。炉台を見せてもらうと炉の中が深くなっていて脇の部分のかさ上げがされています。これで鉄板が曲がることは無いと思いますが、長時間火葬してみなければ分らないことです。
また、今回は、送風機の圧力を強くしていますので、炉の中の気圧は下がってくれるので炉から出る煙が外に漏れる心配はなくなると思いますが、今度は夜間火葬の時に煙突から火柱が出る可能性が高くなりました。
そのために、二次火葬炉に送風を入れて、一次を二次の両方から送風の圧力を弱める措置が取れるようにしてもらいました。
この一次と二次の強制空気の注入の仕方は、色々と火葬しながら試して「どういう方法で火葬するのが良いのか」、「火柱が上がらないようにする為の一次、二次の空気の調整の仕方はどうしたら良いのか。」と試して技量を磨いていく工夫が必要になります。
説明を聞き終わってから、実際に火葬をしてみることに致しました。
今回は、実際のペットは用意できていません。そのために、タイヤやプラスチック類と燃焼してどの位までなら煙が煙突や火葬炉から出ないかを確認する必要があります。
実際に使用したのは、直ぐに燃え上がる竹の幹と、一輪社のタイヤ、そして掃除機のホース、そしてプラスチックの入れ物の壊れたものを一緒に火葬することに致しました。
今回も、万が一モクモクが起きてしまったりすると大変ですから、緊急に火葬を止める装置もバッチリと準備して解しました。
最初に竹の幹や入れ物などの布製のものがパッと火がつきました。
それから、プラスチックやタイヤが燃え始めました。
火葬をしている、スタッフは「の中の真っ黒な煙を見て煙突から黒煙が上がっているか確認してください。」と叫んでいます。煙突を見ているスタッフは、「全く。」と平静です。
私も見せてもらったのですが、炉の中は本当に真っ黒な煙が充満して赤黒い色に全体がなっています。通常なら確実に煙突から煙がもくもくです。
でも、今回は普通の透明な排気が出ているだけで、全く問題ありません。
そこで、今度は強制空気の注入をしてみることがしました。
第一陣は、送風機からの空気を直接バルプを開けて一次火葬炉に注入しました。
燃え方が激しくなりましたので、当然一次の火葬スウィッチはOFF状態にして2時火葬炉の煙を燃やす炉はスウィッチを切らずに通常的に運転しています。
送風機からの一次の空気の注入は、炉の中の燃え方をドンドン加速させましたが、煙は出る事はありませんでした。ここでチェックしなければならないのが、炉の外に後ろの扉の周りから煙が出てくることです。
早速、後ろのドアの所に行って隙間から煙が漏れていないかをチャックしましたが、出ていませんでした。この強い空気の注入でも外に出ないようにする方法が今回は施されえいます。
それは、炉の後ろのドアの所に6ミリのマットが貼り付けてありました。これは火葬をして行く中でなくなってしまいますので、予備のマットも積んできてくれましたが、長い年月で使いますのでこの6ミリマットも購入して交換できるように準備していく必要があると思います。
一次火葬炉に送風からの強制空気の注入しても全く横漏れもしなかったので、今度はブロアーでの炉の中への空気の注入です。当然今やっている送風からの一次の強制空気の注入している上にブロアーでの注入です。
ブロアーを目いっぱいにして炉の中の燃え残りを目掛けてブロアーの空気を入れていきます。炉の中の燃え残りの部分は、空気が直接当ると「真っ赤になってそこに当っているな。」と態度で分ります。
この時に、煙突から微かに白煙が出るのが確認できました。
これは、空気量が多すぎる時に起きる現象です。後炉の脇からの漏れはないかと確認しましたが、このブロアーをやっても脇からの漏れはありませんでした。
全く素晴らしい機械です。
これで、火葬中の問題点はクリアーです。
これから、炉を開けられるかの問題が待っています。じっくり火葬をして終了してから炉を開けてみました。一番力がない私がその火葬炉を開ける役になりました。
電気式の蓋を開けてから、引き出します。
重たいのは、始めと同じですが私の力で何処も火葬炉台が引っかかったりせずにゆっくりと引き出すことが出来ました。
炉台の鉄板も厚くしたそうです。
これで、全ての問題がクリアーになりました。
とても素晴らしい火葬を辛抱強く作ってくれた四日市のオールペットさんにとても感謝しています。
今回の火葬車は、色々な設備が満杯の火葬車になりました。大きな大型犬も徐々にお受けできる用になると思います。
大切に使って、大型犬の火葬でお困りのお客様方の「お役に立てれば。」と思っています。またこの製作をしていただいたメーカーは
オールペット 〒512−1111 三重県四日市市山田町字南大沢5897−1エービ-産業(株) 第1テント内◆Tel (059)324-5834 Fax (059)324-5982
http://allpet7.com/