大型火葬車の置場の屋根つくりの一番の注意すべきことは、屋根の高さと雪が降った時にこの屋根が倒れないことです。
まずは、位置決めです。
貰ってきた柱とそこに繋げる材料の長さを勘案して、丁度通路を歩いてきて横材が人に当らないように少し空けて屋根の設置をすることに致しました。
この位置決めは、息子が行ないました。
「もう少しいっぱいでも良いのかも?」と思ったのですが、「お客様が触れないように」との安全を取って少し空けて設置するように柱の位置決めを行ないました。
転倒計算をすると40cmx40cmx40cmの基礎が必要ですが、今回の設置する北側の柱の場所は、前にブロックが積んであり、後ろが通路のコンクリートが12cmの厚みで打ってある場所です。
丁度、ブロックを積む時に通路のコンクリートを切って間が25cm位空いていました。
そこに穴を掘ってコンクリートの代わりのモルタルで充填してカーポートの柱を止めることに致しました。
転倒の心配は、前のブロックと後ろの道路のコンクリートのお陰で掘った穴に柱を立ててモルタルで確りと充填すれば土圧で転倒はしない状態です。
又、モルタルの量も25cmx30cmx45cmで転倒を防ぐ重量的には少し足りないのですが、前のブロックと後ろにコンクリートの部分のお陰で何とか大丈夫な感じがします。
後でこの上にもう少し大きな大きさのモルタルなりコンクリートなりで打ち増して重量を足してやれば全く問題なくなります。
もう一方の柱は、前にブロックがあるのですが、後ろは唯の土なので30cmx30cmx60cmの大きさで穴を掘ってそこにコンクリートの充填をしてこの柱を止める予定です。
穴の大きさと深さでこの部分は重し的に転倒の心配はありません。
この穴の中に柱を立ててモルタルで穴を充填して取り合えず建込を行いなした。
柱がまっすぐに向いているかの調整は、繋ぎ梁をこの柱につないで二本の柱が同じ方向に向いているのを確かめてから建込です。
本来は、トランシットで柱の向きが直角になっているのを確認しなければならないのですが、その様な道具はありません。
建込をして直角をつなぎ梁の水平を確認して建込は終了です。