今日の朝一番のお客様は、リチャードソンハリスの火葬を4回目となる、リピータのお客様です。
今まで、持帰り火葬を2回で前回から立会火葬で粉骨パウダーをしたお客様です。
このお客様は、未だいっぱい飼っているのかもしれませんが、前回から粉骨パウダーにしてビニール袋に入れて骨壷に入れて持ち帰ったお客様です。
今回のお客様のご希望は、「立会火葬で喉仏をカプセルに入れて、他のお骨を粉骨パウダーをしてビニール袋に入れて骨壷に入れて持帰り。」というご希望です。
粉骨パウダーにしてビニール袋に入れてから骨壷に入れるのは、いつもの事ですからそんなに大変ではありませんが、喉仏をカプセルに入れて持帰りはとても大変です。
リチャードソンハリスの喉仏は小さいですから、上手く見つかれば良いのですが、お骨の中に紛れ込んでしまうと小さいので分らなくなってしまいます。
前回も、「喉仏をお骨上げの時にやっと見つかった。」と言っていました。
今回は、「首のお骨についていてくれれば良いですが。」と心配しながら火葬が終了するのを待ちました。
喉仏が少し位置が動いてしまって肩甲骨の中の方に入ってしまうととても分り辛くて、前回同様にお骨上げをしならが一つづつ確認して見つけるようなのです。
見つかれば良いですが、見つからない場合はお客様のご希望に沿わないことになってしまいます。
火葬も当然、マット火葬で行ないますが、この子はお客様が200gと申告しましたが、見た感じでは300gはあるリチャードソンハリスちゃんです。
結構太っている感じがしました。
火葬時間は、25分で終わりました。太っているので火葬時間が早かった感じがします。
火葬した頭の所に第1頸骨の下についていました。
直ぐに分ってホッとしました。
お客様の前に、火葬してままのお骨をその姿そのものをお持ちして見てもらいました。
足の甲のお骨や指先のお骨まで残っています。
特に指先のお骨は、爪みたいに尖がっているのでお客様に説明すると「まぁ。」と皆様目を輝かせてみてもらえます。
今回の火葬で、少し色が黒っぽくて「あまり上手く火葬が出来ていないような場所がありました。」
顎のお骨の所です。
お客様に「ココが黒いんですが?」とお聞きすると「そこは、瘤見たいのものがあって困っていた所です。」といっていました。
瘤の部分では、飴色の硬い塊が残るのが今まででしたが、今回はススが着いたような色が残っています。瘤の場合でも、このようなスス見たいのが残るのですね。
初めてです。
喉仏のお骨は、頭のお骨の所に首の第1頸骨と一緒にくっ付いていました。
カプセルに入れるために、「それでは取りますね。」と良いながら端で摘まんだのですが取れません。
仕方なく左手で頭のお骨を持って、右手で取りました。
「ポロ。」と第1頸骨にくっ付いて喉仏も頭のお骨から取れました。
チョッと心配です。
このような取れ方をするのは、喉仏が第1頸骨に確りとくっ付いている場合に良くある事なのです。
通常は、このように一体になっている場合は敢えてこの二つのお骨を分けないでそのまま骨壷に入れてやることにしています。
でも、今回は喉仏だけをカプセルに入れるのですから取らない訳には行きません。
チョッと力を入れてみると「パカッ。」と喉仏と第1頸骨がとれました。
綺麗な喉仏です。
5mm位の大きさで、真っ白な喉仏をお客様に見せながら説明です。
余りの綺麗さでお客様も頷いていらっしゃいました。
このリチャードソンハリスの喉仏は、カプセルに入れることが出来ます。
カプセルに入れる段になって、カプセルを開けてみると前回火葬してた子の喉仏が入っていました。
カプセルにお客様が入れてからお骨上げになりました。
粉骨してお骨は、顎の黒い部分がありましたので、少し灰色になっています。
粉骨したお骨を、ビニール袋に入れて持参した骨壷に入れて持帰りました。
とても、綺麗な喉仏で大満足の様子でした。
お客様も、何回か火葬すると要望も段々大きくなってきます。
私たちは、年々火葬技術も高くなっていますので、出来る要望には確りと対応させてもらっています。