お客様の黒猫ちゃんの死亡原因の申告では、病名はリンパ腫でした。
リンパ腫はリンパ液の病気ですので、火葬したお骨は何処が悪かったかは余り特定できない病気です。
でも、リンパ腫の場合は転移して何処かの部分が腫瘍の形をしている部分が殆どのペットちゃんで見受けられます。
今回の黒猫ちゃんは、まだ12歳でしたが、とても頑張った黒猫ちゃんです。
理由は、体中がリンパ腫で犯されてしまっていたからです。
火葬したお骨を、一見するとまず目に飛び込むのは、燃えカスがとても多い事なのです。肺の周りからずっとしたの骨盤の周りまでうす茶色の燃えカスで充満していました。
肺の部分は、丁度中心部分がこげ茶色の部分があり、この部分が腫瘍だったことが分りました。
その脇の真っ白な楕円形の形をした燃えカスは、始めて見ましたが多分心臓になるとおもわれます。この様な燃えカスは、今まで12000回の火葬をしていて始めて見ました。
心臓って悪くなると、そんなにならない内に止まってしまって死亡してしまいます。そのために燃えカスって殆ど残らないのですが、今回の様にこんなに硬くなった心臓って見たことがないのです。
又、お骨も全体的にとても脆かったです。
これは、リンパ腫でそうなったんでしょうか。
お客様も、今回で6回目のお客様でしたが、今までの5回と違って「やたら小骨が多いね。お骨がとても少ない感じがします。」とお骨上げをしならがおっしゃっていらっしゃいました。
そうなんですよね。
やっぱり、これってリンパ腫のせいなのでしょうか
お客様が、「リンパ腫」と言ってもそんなに凄いのは、見たことはありません。多分今回の黒猫ちゃんが一番すごいリンパ腫だったんでしょう。
お骨上げをしていて、老衰のお骨は網にくっ付きません。
今回の黒猫ちゃんも網にくっ付いていませんでした、これってリンパ腫で犯されてしまって骨髄液も無くなってしまったんでしょうか。
お骨上げした感想では、完全な老衰のお骨と同じような感じのお骨上げでした。お客様にその事を言うと頷いていらっしゃいました。
お客様たちは、この黒猫ちゃんをとても大事にしている素振り色んな振る舞いでわかりました。
今まで、看病に大変だったろうと推察いたします。
お客様は、丁寧にお骨を骨壷に入れてお持ち帰りになりました。
ともて、素敵なご夫婦でした。
お大事に。