今日の火葬で、3つの火葬に対してとても珍しい現象が起きましたのでお知らせいたします。
最初に柴犬の9キロの火葬でした。
この小型炉の大きさで9キロは少し大きい感じが致します。
大型の火葬炉を持つことが出来る前は、この小型の火葬炉で15キロ位までの火葬をしていましたが、10キロを超えてしまうと色々と弊害が起きてきます。
火葬するのがとても大変なのです。
炉の大きさで過燃焼も起きてしまい、黒煙や臭いが出てしまう場合があります。
ですから、今は大型の火葬炉で火葬していますが、こと柴犬の関してはとても脂分が少なくて筋肉質の犬なのでこの小型の火葬炉で十分火葬できる数少ない犬種の一つです。
この柴犬の火葬で本日はとても珍しい現象が起こりました。
それは、火葬している最中に頭のお骨がずっと持上って来たのです。
私達のペット霊園の火葬方法は、頭の中が確りと火が通って綺麗に燃え尽きる様に頭を前にして火の出る方に向けて火葬しています。
そして、背中から火が通るように体を斜めにして火葬炉に入れて貰って火葬しています。そうすると背中から火が通って頭のお骨に直接火が当らなくて、とても優しい火葬で頭のお骨も壊れずに、綺麗に残る火葬になります。
また、この寝かせ方だと頭の中に柔らかい火が通り脳の中がきれいに燃え尽きる事が出来るのです。
この様な寝かせ方をしても、火が入ってくると背中に向かって頭のお骨が後ろにそっくり返ってきます。そして火葬が進んで来ると頭のお骨は元に戻って来るのです。
この背中に向かってお骨がそっくり返る迄は一緒でしたが、それからが違ってきました。頭のお骨が縦に動いて持上ってきました。
本日起きたこの現象は、今まで経験している事なので何も心配する事がありません。
然し、次のキジトラちゃんも、その次のシーズちゃんも連続して3匹とも同じ現象が起きました。
こんなに頭が持ち上がる現象が続くことは、殆どありません。
本当に珍しい現象です。
この頭が持ちかがる現象は、ペット霊園を始めた当時ビックリしました。
「もしかすると未だ生きているのかも。」と思った事もありました。
この現象は、首の筋肉や筋が伸びたり縮んだりしてこの様な現象が起きるのです。
頭が上に上がってくると、暫くしてこの頭は、始め炉に寝かせた同じ所に頭が戻って来る兆候なのです。
お蔭でとても3匹とも綺麗に火葬する事が出来ました。
でも、同じように3匹も続くことは本当に珍しいことなのです。