当園の特徴は、お客様のご希望があればペット火葬したそのままの状態を見て貰える事です。
今日のシーズちゃんの火葬でも、お客様は、「火葬を終えて、炉を開ける所から見たい。」というご希望が火葬が始まった時にありました。
炉を開ける時に、スタッフがお客様に「火葬が終了しましたので、どうぞこちらの方へ。」と案内して、炉の後ろの階段の所に行って貰いました。
炉から離れていても、火葬炉を開ける時は、熱風がわかります。
お客様の距離は、2mも離れていないので始めての体験で、とても熱いのを感じてもらいました。
覗き込むと言うより、空ける瞬間は体を反らしてしまう位な熱さです。
何せ、冷やしてから開けても、開ける温度は800度はありますので。
一旦体を反らしてから、少し経って覗き込む事になります。
「真っ白ね。」と第一声です。
まだ、周りの鉄の受け皿などは、真っ赤になっています。
火葬中は、1,100度位に行く場合もあります。
この火葬では、1,060度位でした。
でも、熱いですね。
炉の受け皿を釜から引き出して、からお骨の載っている網をスタッフが持ってトレーに載せる所まで、炉の後ろで見学いたしました。
礼拝所へ運んでから、お客様に傍に寄って見てもらいました。
肝臓と膀胱に腫瘍がありました。
炉を開ける所から見せて貰えるのって他では中々ないでしょうね。
八王子下柚木ペット霊園の特徴の一つでしょう。
火葬したお骨を一旦スタッフがトレーに並べて、お客様にそのお骨を見せてから拾って貰うのは、一般的な方法ですが、八王子下柚木ペット霊園の場合は、違います。
火葬したお骨が載せてある、網をスタッフが持ってその網が入る大きさの特注トレーに載せて、そのままお客様に見せるのですから、格段に違います。
この、弄くらない火葬って言うのは、極端に難しい火葬なのです。
いつも、火葬が上手くいくとは限りません。
弄くらないと言っても、最初ペットちゃんのずれを直すことはいたします。そして形が定まった以降は、弄くらない火葬になります。
ややもすると、火葬中にお骨が動いてしまって脇にずれてしまう事も多々あります。
これだと、そのまま火葬するとお骨に火が当るのが強弱出来てしまって、お骨が燃えない場所が出て来ます。
そうすると、お骨の周りの部分が燃えきらないで、黒い燃えカスとなってしまうのです。
当園でも、黒い燃えカスが皆無だとは言いませんが、殆どない状態で火葬が終了させるようにしています。
その技術は、秘密です。
確りと火葬をして火がお骨に十分届くようにする事が黒い燃えカスが出来ない秘訣なのです。
当園で、粉骨パウダーを行っています。
他で火葬したお骨も、多々持ち込まれます。
その際、まだ火葬が終了していないような、真っ黒な燃えカスの多いお骨が多分に見受けられます。
お客様方は、火葬したお骨をお骨あげの時に見るぐらいで、一任火葬等の場合は、殆どお骨を見ていません。
当園に来て初めて見るお客様もいらっしゃいます。
それだけ、確りと火葬してあるお骨って少ないのです。
この様に、難しいのですが当園では技術開発の結果いつでも綺麗に火葬する技術を身につけました。そのため、火葬炉から出したそのままのお骨を皆様に出して見て貰ってからお骨上げをして貰っています。
一つも弄くらないお骨って、とても良くそのペットちゃんの体の状態を表現しています。
悪い所や、瘤や内臓が悪くなっている所などが良く分ります。
この様に自分で飼っていたペットちゃんの最後の一瞬を皆様に分って貰って、落ち込んでいた気持ちを立ち直らして貰いたいと思っています。
この、弄くらない火葬が八王子下柚木ペット霊園の技術水準の高いバロメーターだと思っています。
お客様の為に、最高水準の火葬技術で出来るだけ綺麗に火葬して最愛のペットちゃんのお見送りのお供をさせていただきます。