今日のお客様は、久しぶりに名古屋の天白区からのお客様でした。
黄色い色のとても可愛いセキセイインコちゃんです。
火葬中にお客様が炉の脇で立ち話をした時にお客様から「何でインコのお骨を綺麗に残そうと思ったのですか?」と質問されました。
ペットの火葬をしていて、真っ白な綺麗なお骨が残るとお客様は、とても感激します。私たちもお客様から、感謝をされるととても充実した気持ちになると同時に、綺麗に火葬が出来てとても良かったと思います。
でも、猫ちゃんや小型犬は比較的火葬が楽で、綺麗にお骨を残すことが容易ですが、極小動物である、インコ、文鳥、ハムスター等の200g未満のペットちゃんたちは、とても難しくてお骨を残すことが出来ませんでした。
他のペット霊園や移動火葬業者でも、「綺麗にお骨を残せるように火葬します。」と書いてありますが、その証拠の写真などは今でも見たことがありません。
私達のペット霊園でもそうでした。
インコちゃんなどの火葬が来て、立会火葬の場合はとても緊張します。
お骨を残して火葬しようとすると、まず残りません。
でも、足のお骨が1〜2本残れば「綺麗にお骨が残りました。」と胸を張ってお客様に見せたものです。
お客様も、獣医さんや極小動物の火葬をしたお友達から残らないと聞いているので、少しでも残ればお客様は、納得します。
何回も、何回もそんなことが続きましたが、やはりそれでは、綺麗にお骨が残ったと言えない気持ちでいっぱいでした。
私たちのペット霊園は、周囲の環境が悪いです。
ペット霊園が存在することに反対の住民の皆様の看板もたっています。
そういう中で、「他で出来ないことが出来ればお客様は来てくれる。」と思って開発に着手いたしました。もう12年も前の事だと思います。
色々と試行錯誤を繰り返して、極小ペットの火葬を失敗しながらも、段々できるようになりました。
小さなペットの頭のお骨は、火葬が進んでくると頭のお骨が動き始めます。
「フラフラ、ふらふら、フラフラ」と動き始めると頭のお骨が飛んでしまって無くなっていしまいます。
ですから、火葬時間も十分な時間を掛けられないうちに終わりにしなければ、大事な頭のお骨が亡くなってしまいます。
この様な状況の中で「こうしたからこうでした。」と言う開発の最中のお話は、秘話にしておきますが、少しずつ、成果が上がったり、戻ったりしながら、風の強さや諸々を調整したり、しながら成果が表れ始めました。
多分、初めて3年位たった頃だと思います。
1つの事が出来ると、「次の方法。」とチャレンジをしました。
そんなこんなで、8年間の歳月が流れ、うまく行くようになって1年位その方法と重ねました。
いつも、この方法なら上手く行くと自信が着いてから、極小ペットの火葬」のページを作って公に「こんなにうまく綺麗に全部のお骨が残ります。」と宣伝を始めました。
然しながら、遠くからのお客様が時々いらっしゃるようになって苦情が相次ぎました。それは、当園のフリーダイヤルの範囲設定がとても近くだけだったので遠くのお客様から電話が出来ません。
その時は、ホームページに書いてある電話番号は、フリーダイヤルだけでした。メールアドレスも載せてありません。
メールアドレスは、迷惑メールが一日400〜500も来てしまっていましたので、そのアドレスか廃止同様にしていました。
それで、フリーダイヤルは、関東一円ですが、その下に042-678-0460と通常の電話番号も書いておくことにしましたので、日本全国から掛けられるようしています。
こんな思いで、このインコや文鳥、ハムスターなどの極小ペットの火葬は、現在は、八王子下柚木ペット霊園の大事な主力商品になりました。
今日も、名古屋からのお客様が、「コロナで東名は空いていました。」と言っていましたが、3時間30分も片道掛かっていらっしゃいました。
お帰りになる際に、「綺麗に火葬してもらえて助かりました。」と言っていましたが、交通網の発達で、地元はもとより、とても遠くからのお客様が増えていて開発して良かったと思っています。
これからも、チャレンジ精神を発揮して色々な事に当たりたいと思っています。