今日のトイプードルちゃんのお骨は、頭のお骨がきれいに残っている火葬が出来ました。
小型犬の火葬で一番厳しいのは、頭のお骨が割れてしまう事です。
猫ちゃんの3割ほどしかないような薄いお骨で頭が形成されています。
そのために、火葬すると頭のお骨にひびが入り、割れてしまうのが多く見受けられます。お客様も、頭のお骨を見て「こんなに薄いの。」とビックルすることがあります。
それ程薄い小型犬の頭のお骨です。
でも、今日の朝一番のお客様のトイプードルはとても綺麗に頭のお骨が残りました。
多いのは、頭のお骨のお鼻部分が持ち上がってしまう歯周病の小型犬も多いのですが、今回のトイプードルちゃんは、違いました。
でも、頭のお骨の縦の線は、割れ目ができていました。
お鼻から後頭部に掛けて縦の線が通常は、3ミリ位の隙間が空いてしまうのですが、今回の子は、縦の割れ目が出来ましがた、殆ど割れていない状態でした。
お客様は、何といっても頭のお骨がきれいに火葬できるととても喜んでくれます。
グズグズの頭のお骨と比べて確りと頭のお骨が残っているとやっぱり生前の面影がそこに映し出されるものなのですね。
ですから、「〇〇ちゃんだー。」と叫ぶお客様もいらっしゃいます。
可愛い、可愛い、最愛のペットちゃんですから亡くなってもその面影を折ってしまうのでしょうね。
お顔のお骨の口当たりに茶色い燃えカスが残っていることがあります。
今日のトイプードルちゃんも残っていました。
これは、口の辺りって皮膚が固くなっている場合が意外に多いのです。そのために口の辺りの燃えカスが残る場合も多々あるのです。
でも、お客様方は、そんな燃えカスに目も向けないでひたすら頭の形やお眼々や歯の所などに目が行ってしまうのでしょうね。
やっぱり、可愛いですからね。
こうして綺麗な頭のお骨を見てからの今日のお骨上げは、とても丁寧なお骨上げでした。最初に足のお骨を二人で持ってから、太い方のお骨を入れ、順次上に向かってお骨を骨壺に入れていきます。
チョット太り気味だと言っていたので、糖尿も気になりましたが、頭のお骨もしっかりとしていましたし、背骨もしっかりしていました。
糖尿の場合は、頭のお骨や背骨がグズグズの場合が多いのです。
私たちがいつも火葬をして糖尿のお骨を良く見ているのでわかるのですが、本当に糖尿が酷くなるととても厳しいお骨上げになってしまいます。
でも、今日のトイプードルちゃんは、頭のお骨も奥様がきれいに骨壺に入れてお骨上げを終了いたしました。
やはり、とても愛情があるのが傍にいて痛感した次第です。
お大事にしてください。