折り鶴がきれいに残っていました。
ペットの火葬でお客様が、いろんな思い出の品や、食べ物、お花を入れて火葬することを希望します。
その中には、一緒に遊んだおもちゃや、縫いぐるみなども多いです。
縫いぐるみなどは、中の綿やプラスチックの音が出る装置などを取れば火葬できます。
「わた」なんですが、綿で出来ている「わた」でしたら大丈夫なのですが、今の「わた」は化学繊維などの「わた」なので燃焼すると真っ黒な凄い煙が出てしまいます。
ですから、「わた」は今はとってもらっています。
又、一緒に火葬したいものの中には、お手紙や鶴なども火葬炉に入れる方がかなりいらっしゃいます。
手紙等の紙類は、火葬炉で脇に置いてもらっています。
理由は、紙って燃えカスがかなり残ってしまうのです。
ですから、手紙等がペットちゃんの上等に置いてあると、ペットちゃんのお骨が紙の燃えカスで見えなくなってしまいます。
紙類は、皆さん燃え尽きると思っているようですが、それが全く違っています。
特に段ボールは、ペットを中に入れたままで火葬してほしいと言われたことがあります。
段ボールの中にペットを入れて火葬すると全くお骨がどこにあるのか分からなくなってしまいます。
ですから、個別火葬で火葬した場合で、お客様が自分でお骨上げをする個別立会火葬などでは、自分の大切なペットのお骨が、段ボールの燃えカスの下になってしまって何処にお骨があるのか分からなくなります。
ですから、今は段ボールに入れないで出してもらって火葬をしています。
これは、合同火葬、個別一任火葬、立会火葬の全ての火葬でそうしてもらっています。
この紙で面白いことがあります。
実は、鶴の折り紙はそのままの形で残っているのです。
時には、立っていて鶴の形がそのままの状態がありますが、横に寝かせてある折り鶴などは繋がったまま鶴の形がそのままになって火葬炉の中に残ってしまっています。
昨日も、11キロのコーギーの火葬がありましたが、その網の所にそっくり鶴が残っていましたので写真にしておきます。
「鶴が残るの。」
ってお客様もびっくりした事でしょうね。