#サクラ文鳥 #綺麗なお骨 #長生き #長寿
サクラ文鳥の火葬のお客様です。
年齢を聞くと「12歳は行っていると思いますが、家に来てからは11年と8か月です。」との答えです。
申込書にも、11歳8ヶ月と記入しました。
来園の時は、紙袋に小さな籠に入れて布で体を覆って連れていらっしゃいました。
チョット痩せている感じでした。
「亡くなったときは、木から落ちてしまったのでお骨が折れているかもしれません。」とのことでチョット心配しているようでした。
お客様のご希望は、お経も上げてお葬式をしたいとのことです。
丁度、スタッフにお経の上げられる僧籍を持ったスタッフがいましたので、お経をあげて、お葬式を厳粛に行いました。
火葬炉へは、丁寧に寝かせて花束を入れてお別れです。
とても、可愛がっていた様子がスタッフにも強く伝わってきますた、自制しているのでしょうか、すぐにお別れを終わりにして、「火葬をお願いします。」という感じで頷きました。
点火して、それを見送ってから礼拝所で、今後のスケジュールの説明と火葬したお骨の見方の説明を聞いてから、火葬が終わる時間まで30分間、そこでお待ちになりました。
このサクラ文鳥ちゃんは、お客様の住んでいる8階まで飛んできたそうです。
とても、体力がありますね。
8階ですから、少なくても20mは地上からあります。
まだ、生まれて間もない時では、そこまで飛んでくることはできないので、お客様は少なくても生後2か月は経っていて、「12歳は行っている」と言ったと思います。
この、サクラ文鳥ちゃんの火葬したお骨は、真っ白で何処も悪くありませんでした。
完全な老衰のお骨です。
いつも、何処か悪いと所があるだろうと必死に見つけるのですが、今回のサクラ文鳥ちゃんには、真っ白でとても綺麗なお骨で悪い所はありませんでした。
「木から落ちてしまったのでお骨が折れているかも。」と心配していましたが、全くその様な事も分かりません。
とても、綺麗な完璧な老衰のお骨でした。
そして、お骨の説明が終わってから骨壺に頭を入れる段になって、とっても素晴らしいことが起こりました。
ご主人が、頭のお骨を箸で摘まんで入れたのですが、全く下顎もクチバシも取れずに綺麗に前向きで頭のお骨を入れる事ができました。
とても、無造作に入れたのですが、それが良かったんですね。
緊張して、上手く入れようとすると、箸に力が入ってしまったり、頭のお骨を持ち換えたりして、下顎やクチバシが離れてしまうのです。
文鳥の場合は、インコ等と違って比較的クチバシは離れないで入れる事が出来ますが、下顎は難しくて離れてしまいます。
そして、火葬したお顔が横を向いている場合が多いので、そのまま横向きに入れるお客様が多いのですが、このサクラ文鳥のお客様は、横向きでなく正面を向いて綺麗に入れられたことです。
上手く頭とクチバシ、下顎が離れずに入れられる確率は30回に1回ぐらいの割合しかうまく入れることはできません。
特に、頭を横向きでなく正面を見られるように入れられるのって、とても難しいのです。
それをこのお客様は、無造作に行ってしまったのです。
凄いですね。
思わず、拍手してしまったくらいです。
こういうのって、ブログに載せたいですよね。
お客様に、「ブログに載せても良いですか?」とお聞きすると「良いですよ。」と快諾です。
そこで、もう一つ「写真を撮っても良いですか?」とお聞きすると「良いですよ。」とマタマタ了解をしてくれました。
この下にある写真が、2寸の骨壺の中に綺麗に入れる事が出来た、頭のお骨とその他のお骨です。
如何です。
頭の前に確りとクチバシが付いていますし、上から撮りましたが、お眼々もわかりますよね。
そして、頭やクチバシが正面に向かって骨壺の中に納まっているのです。
凄い、感動です。
お客様も、何回も何回も写真を撮っていらっしゃいました。
火葬したままで、一つも弄らないそのままの状態から、この様に骨壺に入れる事が出来た状態までいっぱいとっていらっしゃいました。
とても嬉しかったみたいです。
そういう時は、年配のお客様は無口になります。じっとご自身の中で喜びをかみしめていたのだと思います。
そして、また凄い事はサクラ文鳥ちゃんの長寿記録でも第4位の長生きの文鳥ちゃんでした。
一番は、横浜区緑区からのペコちゃんで、14.5歳です。
そして、二番が東大和市からのぴーちゃん13.8歳です。
三位が、品川区のビビちゃん12.8歳、そして第4位がこのぴーちゃんで11.7歳です。
とても、素晴らしく、長い生きなサクラ文鳥ちゃんの火葬をさせていただいて、とても光栄に思います。
亡くなったことは、残念ですが、きっとお客様の心の中には、ずっと記憶に残っている事だろうと推察致します。
とても、素敵で心の優しいご家族で、私たちも心に残るサクラ文鳥ちゃんの火葬をすることが出来ました。
ご冥福をお祈りいたします。