トイプードルの立会火葬で、一次火葬炉の温度が1,150度まで上がりました。
これって、とても珍しい事です。
今回のトイプードルちゃんは、体重3キロのとても可愛い犬ちゃんでした。
通常の火葬では、この位の犬ちゃんの火葬で、温度が一時火葬炉で1000度位迄です。上がっても1,050度位でしょう。
ですから、今回のトイプードルちゃんは、とても特異な火葬になりました。実は、1,150度と言うのは、急激に上げって来ました。
そこで、スタッフの判断で温度を下げるように、空気を注入すると同時に一次のバーナーも、2次のバーナーも空気が一番入るように蓋を開いて途中で止めたのです。
ですから、そのまま上げるだけ上げたら、1,200度は超える温度になっていたようだと思います。
大型犬では、1,200度と言う温度はあるのですが、3キロの小型犬ですから、そんなに上がるはずはないのです。
この火葬炉は、10月14日に新しくした火葬炉で、まだ使用初めて17日目です。
以前の火葬炉でしたら、先ほど述べたように火葬炉の温度が上がっても1,050度がいっぱいだと思っていました。
この火葬炉は、以前の火葬炉と比べて気密性が良いのかもしれませんね。
古い火葬炉で慣れてしまったので、これだけグングンと上がっていくのはとてもビックリです。
そんなに太っていて、脂が多い犬ちゃんではありません。
何せ、3キロですから。
でも、温度を上昇を止めようとして、覗き窓を開けて空気の流入を良くして、バーナーも開いて温度を下げる方策を取ったら、すぐに下がってくれるのは、とても心強く感じます。
温度の上昇や下げる事が自由にできるお陰で、トイプードルちゃんの火葬したお骨は、真っ白でとても綺麗に仕上がっています。
お客様の為にも、温度の調節が上手く行くとお骨も綺麗に真っ白になって火葬を終了することが出来ます。
私たちは、唯火葬をするだけでなくて、お客様がとても大事にしていたペットちゃんの亡骸をお客様の気持ちになって火葬しているのです。
ですから、出来る限りの努力をして綺麗なお骨をお客様にお見せできるように、火葬炉を操作しています。
今日は、温度が急激に上がってきてしまいましたが、途中で火葬を中断することなく、私たちの操作技術によって火葬炉を思うままに操作できたことが、この新しい火葬炉に対する信頼が深まった事です。
お客様が、お骨上げをして、骨壺に入れてお帰りになるときに、とても満足したお顔を拝見できた事で、お客様の信頼を得る事が出来たと思っています。