「粉骨ってこんなに小さくなってしまうんですね。便利ですね。」とお客様から言われました。
暑い夏の日中は、亡くなったペットちゃんを運んでくる飼い主も大変ですが、火葬する私達も気が遠くなるような暑さで大変です。
そんな中で、綺麗で毛並みの良い柴犬のワンちゃんを段ボールの箱の中に入れて連れて来てくれました。「昨夜から保冷剤を一杯いれて冷やしてきました。」
「暑いですから、もしものことがあっては困りますので。」とも言っていました。
礼拝所でお経を上げてお葬式をし、火葬炉に載せて自分で持参したお花と霊園に咲いているお花を入れてお別れをして点火を見守りました。
火葬時間は概ね60分位です。
その間、礼拝所でお待ちください。とお願いして火葬に入りました。
柴犬にしては、燃え方が激しく、途中で当社開発のMK火葬法を使いながら火葬いたしました。当初激しい燃え方をしていたのですが、MK火葬法により安定した火葬に代わってきました。
60分に予定でしたが、安定したうえで良く燃焼してくれたので50分火葬が終了いたしました。
火葬したお骨は真っ白でしたが、腎臓と肝臓、心臓の所が黒くなっていましたのできっとそこら辺が悪かったことと思います。
柴犬の場合は、お顔が長いのでセットになっている4寸の骨壷に入らなくて有料の5寸の骨壷になる場合が多いのですが、お骨を説明して骨壺の段になった時に「実は、このペットちゃんのお骨は二つに分骨して福島へ持っていきますので何とかなりませんか。」と言われました。
粉骨パウダーにすれば1/5位になります。と言うとそれにしてください。
「福島まで運ぶには大きいと困りますので、」と粉骨することになりました。
粉骨したお骨は真っ白でとても綺麗でした。
「砂浜の砂みたいに細かいですね。」「量が少なくなって助かります。」とこんな会話になり分骨した2寸の骨壷と福島へ持っていく2.5寸の骨壷に上手く入りました。
帰りに「本当に小さくなって有難うございました。」「これで福島へ持っていくのが楽になりました。」と言っていました。
小さくなるので、粉骨は持ち運びにとても便利ですね。
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