大型火葬車の火葬炉の修理も終わり、今日は火葬台の掃除やマットの入れ替え、耐火煉瓦の張替えを致しました。
今回の修理の項目は、
- 耐火煉瓦の取り換え
- 4.5ミリ網の取り換え
- 受け皿の曲がり直し
- 受け皿マットの取り換え。
- 耐火煉瓦下マットの取り換え。
- 火葬台の掃除。
そうすることによって今まで鉄板の時に発生していた燃え残りのスラグがすっかりと燃えてしまって炉の掃除が凄く楽になりました。
4.5ミリの網も3枚の網を溶接して大判の網を作っています。
網と網の溶接も以前は接続箇所に鉄板を入れて接続していましたが、今は網と網を直接溶接していますので、凄くシンプルになりました。
そして、4.5ミリ網の下の耐火マットの交換では、火口の近くの網がその強烈な熱で溶けてしまうのです、今回は耐火マットの接着剤を縫って上下から4.5ミリの網を防護することにしました。
以前から網の防護はしていましたが、耐火マットを水を付けて曲がるようにしましたが、今回は接着剤で確りとマットを防護しますので可也消耗が少なくなり長持ちするとと思います。
また、今回は火葬台の脇の立ち上がりの部分に25ミリの耐熱マットを張って、火葬炉から漏れる煙防止の策も行いました。
これで完璧だそうです。
耐火煉瓦も昨年9月に新品に取り替えましたが、丁度1年ちょっと経過しましたので在庫が未だありましたので新品に取り替えました。
やっぱり、全く使っていない耐火煉瓦は綺麗ですね。
性能も抜群にいいと思います。
耐火煉瓦の張り方も火葬炉の右側にペットの遺体が曲がってきますので、右側の方をより多く煉瓦が行くように張り方を変えました。
また、十字型の煉瓦を並べて行くだけではなく、所々に1/5の半端の煉瓦が入るように張り方を変えてみました。
こうすることに依って耐火マットの下に落ちた脂の燃焼が良くなる様にしてみました。
これはあくまで実験です。悪かったら直ぐに直します。
色々と試行錯誤を繰り返してより良い火葬炉を作っていきたいと考えています。