犬ちゃんの立合火葬をして、埋葬を希望しているお客様が来園致しました。
犬ちゃんを段ボールの箱の中に寝かせて抱っこして連れて来ました。
お手紙や好物の餌も入っていました。
埋葬を希望しているお客様でしたが、何処に埋葬をするか未だ、決まっていませんでした。そこでペット霊園のお墓のご案内して決めてもらうことにして、共同墓地、自然埋葬地、個別墓地、納骨堂の立体墓地を説明しながらご案内致しました。
家族で相談しましたが、中々決まりませんでしたが、共同墓地に埋葬する事に決まりました。申込の時に「交通事故で亡くなりました。」とポツリ。
相当思い入れがあるようで、女性たちは涙を流しながらお線香を立ててお別れをしてからお腹やお顔を代わる代わるサスサスと撫でていました。
火葬炉に載せてからも同様です。
火葬中も、皆さん火葬炉の中を覗きに見えました。
この犬ちゃん栄養が良いせいか良く燃えるので火葬時間が速そうです。と言うと「栄養が良い食事を取ってましたから。」
火葬時間も30分で終了しました。
でも、お骨の上やお腹の辺りに黒く見えるのが中々消えないので5分間延ばして見ましたが消えません。
火葬炉を開けて覗いて見るとどうもお腹の辺りにあるのは、交通事故にあった時の血の塊でした。事故のペットちゃんの場合時々ある事ですが、燃え残りと良くにているので注意が肝要です。
女性たちも「火葬して吹っ切れました。」と言っていました。
お骨あげも終わってこれから共同墓地への埋葬です。
桶に入ったお水と骨壷を持って共同墓地へ。
お線香を点けるときは、この特製のローソクに火を点けてそこにお線香を点けると風の日でも大丈夫です。
お線香を上げてから共同墓地への埋葬です。
一人づつお骨をカロートに摘まんでは入れていきます。何回か回ってからご主人が骨壷を持って一期に入れて終了しました。
礼拝所でのお別れ式では、「お経は要らない。」と言っていましたが、気持ちが落ち着いたようで、お経を上げましょうか。と聞くとニッコリして「お願いします。」
「初めは、頭が真っ白でした。」「何が何だか分かりませんでした。」「埋葬してホットしています。」こんな会話をして埋葬は終了しました。
「ここに埋葬出来て良かったです。」「近くだから毎日来ようかしら。」「長い付き合いになるのだから無理しない方が良いわよ。」
こんな会話がどんどん出てきます。
来たときの沈んだ状態とは全く別人のようになりました。
本当に大切なペットを交通事故で亡くして凄いショックだったんでしょうね。