八王子のお客様でした。
「近所が煩そうね。」と言って車から降りてきました。
「今回で4匹目です。」「前は〇〇院で連れに来て貰って埋葬までお願いしていました。」「今回は近くだからここのペット霊園に埋葬してもらうことにしました。」
お葬式でお経を読んでいる私にも、真剣にお見送りしていると言う事が伝わって来ました。
火葬中、待っているときにお花の話になるとお顔も緩んできました。
「お花は大好きです。」
この霊園のお花は種から育てているんですよ。お花の苗をお持ち帰りになりませんか。今はキンセンカがプレゼント出来ます。
キンセンカを3つお渡しして、実は600位苗を作ったのですが寒くて植えることが出来ません。寒さが凄いですから。
火葬したお骨は、真っ白でとても綺麗でした。でも、肺の所に腫瘍らしきものがありました。
お骨上げも終り、これから共同墓地への埋葬です。
骨壺と塔婆とお花を持って共同墓地へ皆さんで向かいました。
共同墓地の中央に香炉がありますが、そこの前に骨壺と塔婆を立てて墓前のご供養をお経を上げてお線香を上げて行いました。
ここのお線香に火をつける時は、置いてある芯が4ミリあるロウソクにチャッカマンで火を付けてからお線香に火を付けると風でも消えないですぐに付きます。と説明を致しました。
共同墓地への埋葬は、お母さんがまず最初に頭や顎の骨を始めとして徐々に入れてから、暫くして娘さんに代わりました。
丁寧に一つずつ入れていくのはお母さんと一緒で、最愛のペットちゃんを愛しむようにゆっくりと何か話しかけながら入れていきます。
「思いれが深く、ゆっくりとおやすみなさい。」と言っているように感じました。
殆どのお骨が入れ終わって最後の細かいお骨は骨壺を傾けて一機に入れて埋葬は終了しました。
お水をカロートの蓋の所に丁寧に掛けて遣って「一杯飲んでね。」「喉が乾かないようにね。」と言っていました。
最後に塔婆を塔婆立てに立てて帰りました。
塔婆立ての前にある紅梅の蕾が未だ固いので、本来1月末に赤いお花が咲くのですが、今年はまだ無理でしょう。と説明をすると「これ、紅梅。チョッと無理かもね。」と言ってニッコリとしていました。
「近くだから、チョクチョクお参りに来ることが出来ます。前の所はチョッと遠かったのでね。」
以前埋葬した他の所から八王子下柚木ペット霊園に今回から変更して頂けたわけですが、この霊園に埋葬して本当に良かったと思われるのは、これからのスタッフが努力だと思います。
いつでもお花が一杯のペット霊園を目指して管理運営をしてまいりたいと思っています。
これからも、ご支援ご指導をよろしくお願いいたします。