埼玉県鶴ヶ島市からカブトニオイガメの立会火葬に見えられました。
ニオイガメ属の最大種。【甲長】最大約17.6cm(雄) 比較的オスの方がメスより大型化する傾向がある。 カブトニオイガメは、剃刀のような尖った背中をしている事から、 レイザーバックと言う名前が付けられている。 ニオイガメの中では、大きくなり気性も荒いと言われる。 色は明暗のある灰褐色で細かな黒点を持ち、顔には黒色のスポットが入る。 稚ガメの背甲は俵形で中央に強いキールを持つが、 成長に伴い滑らかなドーム状になる。 若いうちの背甲後縁のギザギザも成長と伴に滑らかになる。
11時の火葬でしたが、10時20分に到着。
遠かったですか。と聞くと「圏央道を通って1時間ぐらいです。」とお答えになりました。
小さなタッパウエア-に入れて、氷をその中に入れてビニールの冷凍袋に入れて連れてきました。多分冷蔵庫に入れて置いたのだろうと思います。
礼拝所でお経を読んでお葬式。火葬炉に寝かせてお写真と霊園のお花で飾ってお別れして火葬炉の点火を見届けました。
今回、カブトニオイガメは初めて火葬するのですが、甲羅の大きさが10センチ位で100gの小さな亀だったので下にお布団を敷いた火葬を行いました。
この方法は、亀ちゃんの頭の保護や、小さなお骨が確りと全部残る用にする配慮からです。
火葬時間は、25分で終了したしました。
火葬したカメちゃんのお骨は、燃え尽きた甲羅が内臓の上に載っていました。このカブトニオイガメは、甲羅がそのまま残って内臓が燃えるタイプです。
頭は、甲羅の前にちょこっと出た感じで真っ白な頭蓋骨が確りと残っています。それを見たお客様は、「 ちゃんだ。」と叫んだくらいです。
このカブトニオイガメのお骨上げは、まず内臓の上に乗っている一番上の甲羅を骨壷に入れる事です。内臓の上の甲羅を取り除くとカブトニオイガメの骨格が出てきます。
頭から背骨がズット延びています。その背骨の両脇に手と足のお骨が広がって見えます。そのお骨達を別の所にその形で並べて置いていきます。
小さな足の指や顔の下に顎のお骨もありました。小さなお骨を取り終えると、今度は頭の下の甲羅が綺麗に残っています。その甲羅を別のお骨を置いてあるところに置いて、残りの甲羅は骨壷に入れました。
今回は小さな亀ちゃんですので、2.5寸の骨壷に入れています。その骨壷に頭の下の甲羅を置いてその上に頭のお骨を載せました。
そこから、背骨、足の骨、手の骨と並べていきました。途中で顎のお骨があるのを気がついて頭を持ち上げてその下にいれようとしましたが、残念ながら持った時点で割れてしまいました。
お骨上げは、取っておいたお骨を並べて完了いたしました。
小さな骨壷ですが、綺麗にお骨が並んで皆さん喜んでお帰りになりました。
今回、カブトニオイカメの火葬を始めてやりましたが、甲羅の内側が綺麗に燃えていくタイプにまた出会えた事を感謝しています。