コーギーの9.5キロの個別一任火葬でビックリしたことがありました。通常の火葬で火葬していましたが、ふと気が付くと頭の上の半分がありません。
コーギーでこういう事は珍しいのですが。
頭を弄くったわけでもありません。
直接ガンガンと火が当っていたのでもありません。
如何してなんでしょう。
頭の上の部分が開いて来てしまっている事は、時々ありますがこの様に何もしないのに頭の上から半分が全くなくなっているのです。
火葬し始めて20分位でこの様な状態になりました。
その後の火葬では、お骨自体は大きな変化がなく終了しました。
頭全体が無くなってしまうのは、良く歯周病の場合は火葬すると頭が溶けてしまってお骨が平らになっているように崩れてしまっています。
でも、小型犬では頭の天辺が開いてしまったり、上の部分が割れて落ちてしまっているのはあるのですが、中型犬で今回のように上半分が割れたのではなくてお骨自体が無くなっているのは、初めてです。
後のお骨は、しっかりと火葬炉に入れた状態でお骨になっていました。
個別一任火葬ですから、火葬したお骨をスタッフが拾いましたが、兎に角頭のお骨が弱かったのが印象に残りました。
お客様には、頭のお骨は骨壺に入れた形でお見せしてからお渡しいたしました。
他の足の指や尻尾、喉仏等は骨壺に入れないで見せて説明してからお客様の前で入れてお渡しいたしました。
お客様は、お骨の説明に、頷いて聞いていました。
骨壺をお渡しすると、「有難うございました。」と言ってお帰りになしましたが、非常に静かな中にこのコーギーちゃんに対する愛情がいっぱい感じられる火葬でした。
ご冥福をお祈りいたします。