大型火葬車での火葬で最近火葬が終了しても、受け皿と受け台の隙間から燃え残りが中々燃えきらずに燃えきるまでかなりの時間が掛かる場面が発生しています。
そこで、脂分が隙間に入らないように、この受け皿と受け台の隙間を埋めることをメーカーに電話して指導してもらい、材料を送って貰ってその材料で隙間を埋めるとこにしました。
送ってもらった材料を見て見ると大きな粒がありました。その材料の練り方もどの位の柔らかさが良いのかも分かりませんでしたので、もう一度電話して指導してもらいました。
今回は、すぐに火葬が控えているので、固練りでバサバサの材料を詰め込みすることにしました。バサバサですから詰め込むのに力も入りますし大変です。また、粒が大きい塊があるので具合良くできません。
網で振るって細かい部分だけを使ってみたらと思って電話で確認を取ると「この大きな粒が高温を吸収するので、そのまま使って下さい。」との事でした。
しょうがないので、そのまま使ってやっと詰め終わりました。そこからメジゴテでもっと詰め込み最後に仕上げゴテで表面を平に押さえて詰め込み作業は終了です。
本当は、ここで火を入れて見て詰め込んだ材料が落ち着いて固まってくれたか確認をする必要がありましたが、すっかり確認をする作業を忘れてしまいました。
そして、この材料を詰め込み作業をするために外した煙の横漏れ防止の材料をを取り付けてしまいました。
この時点では、すっかりこれで隙間を埋めることが出来て、ペットちゃんから出た脂ぶんが隙間にもう入らない、と思い込んでしまっていたのでしょう。
隙間埋めも出来て、煙の横漏れ防止も出来て「ひと安心。」こんな状態だったのでしょう。今回17キロの雑種犬の一任火葬を受けていたので炉の修理も終わって火葬に入りました。
火葬時間は60分で終り、早速隙間の修理具合を確認すると完全に失敗です。
隙間に詰め込んだ材料がその隙間から浮き上がり崩れてしまっているのもあります。
どう見てもバラバラで材料の練り方が硬過ぎたために起きたような気がします。
又、電話して指導してもらうことにしました。
もう一度やり直すか、その浮き上がったのを上から押し込んでその上にファイバーキャストを塗って固めるか二者択一です。
横漏れ防止を付けてしまったことで、もう一度やり直すのは暫く止めてこの浮き上がったのを、押し込んでファイバーキャストを上から塗って固める方法をすることにいたしました。
この方法は、遣ってみて脂分は少しは入っても、いっぱい入って火葬が終わったのに脇から燃え残りの脂分が受け皿と受け台の隙間に入ってしまったのがずっと燃え残っていると言う事は少なくなると思います。
この方法を暫く使ってから様子を見てダメな場合はもう一度始めから直すことにいたしました。
ファイバーキャストで固めた状態で、小型のラブラドールを火葬してみました。
小型ですから、脂分も少なかったのでしょうが、問題なく終わりました。
また、心配していたファイバーキャストの剥離の問題も今の所出ていません。
このまま、様子を見ながら使っていこうと思っています。
今回は、思うような結果になりませんでしたが、脂が入らなければ良いので取りあえず良しと言う事にいたしました。
この結果を又書いてみたいと思います。