ラブラドールの火葬を連続で行いました。
二匹とも真っ黒な精悍な顔立ちのラブラドールちゃんです。他のペットちゃんが間に入っていないでラブラドールを連続で火葬するのは初めてです。
前回、20キロのラブラドールちゃんを火葬したときにチョッと楽観視して火柱が上がったことがありましたので今回は慎重に対処致しました。
第一回目は、22キロの雄のラブラドールちゃんです。
前回の20キロと大差はないのですが、確りとS-8火葬にしました。
火葬車に載せてみたら、随分お腹が出ています。ご葬儀を終えて火葬車の中に納棺するときにあと5センチお腹が出ていたら火葬炉の入り口の上の所に当たってしまう所でした。
幸い当たらずに納棺することができました。
これだけお腹が出ていたらチョッとビビってしまうところですが、今回は慎重にS-8の火葬の準備万端です。
全く安心して自信をもって納棺させていただきました。
火葬場に着いて火葬を開始致しましたが、全く心配ない燃え具合です。始めから高燃焼で行いましたが安心して見てられます。
恐るべきS火葬。
効果てきめんです。本当に楽ですね。
火葬時間も75分間でした。
でも、火葬した肝臓が大きく腫れていて一目見て分る肝硬変の典型的な豆炭を燃やして残ったような灰の塊がありました。
あの、大きなお腹は肝臓が腫れていたのでしょうね。お客様の申告は腎不全と病名を書かれましたが、腎臓も悪かったのかもしれませんが、何と言っても肝硬変の大きな塊にはビックリいたしました。
そう言えば、火葬中に肝臓辺りに大きな塊がありその塊が中々燃え尽きないので、火葬炉の火をそこに集中するように強制的に空気を入れて火の行く先をその塊に当てて火葬しました。
続いて、二匹目のラブラドールは合同火葬でした。
このお客様は、リピーターのお客様でこれで3匹目のラブラドールちゃんです。
未だ子犬で10キロから15キロと体重を申告して申し込みをいたしました。
この子も、真っ黒な艶のある毛並みの可愛いラブラドールちゃんでした。
見た感じでは、10キロチョッと位でしょう。
前回、前々回のラブラドールちゃんは27キロ、26キロと成犬でしたが、今回のラブラドールちゃんは「未だ小さいな。」と言う感じでした。
火葬時間は、40分間で終わりました。
やっぱり、22キロと10キロチョッとでは火葬時間も全く違いますね。そして、火葬方法も全く通常の火葬で終了することが出来ました。
今回、2匹のラブラドールを連続して火葬することが出来て10キロチョッとの体重の火葬は別として20キロからあるとS火葬の備えをして火葬に望めば全く安定した通常の火葬と同じで済む事を思い知らされました。
大型犬でゴールデンレトリバーと双璧の人気のあるラブラドールレトリバーですから、これからも火葬の需要が多いと思いますが、筋肉質の犬ちゃんですが、甘く見ずに確りとした火葬に心掛けようと心を引き締めた火葬でした。