火葬炉に点火して礼拝所で火葬についてのご説明をしている時に言われました。
「この子は糖尿病を患っていました。」と。
車で抱っこして連れてきました。
お客様が言うのに「以前は10キロもありました。それが痩せてしまって今は2.5キロです。」
ダンボールに入っているので良く分らなかったのですが、火葬炉に寝かせて見ると背丈も大きいし痩せたせいか皮が弛んでいました。
礼拝所でお葬式をして火葬炉に寝かせてからお線香を上げてお別れをしました。ダンボールの中に入っている時は分らなかったのですが、お顔も大きいし立派な猫ちゃんです。
「この子は、尿路結石をしてから、獣医さんの所で大手術をいたしました。」
「おしっこが詰まってしまいましたので。おちんちんを切り落として女の子のようにしたら石も出なくなりおしっこも上手く出るようになしました。」
「以前10キロもありましたので、医者から怒られました。」「こんなに太らせるのは飼い主さんが悪い、食べ物を与えすぎです。」と。
又「糖尿病は以前からあって死ぬまでやたらと水を飲みたがって飲んでいました。」
糖尿病と尿路結石と凄い病気持ちだったんですね。
10キロあった猫ちゃんが亡くなった時には、2,5キロまで体重が落ちてしまったのですから。
息子さんが拾ってきた猫で、お母さんが息子さんに代わって15年も育ててきたとも言っていました。埋葬するのと粉骨して持ち帰るのを検討したけった、粉骨して持ち帰ることになりました。
火葬時間は35分間
火葬したお骨は、真っ白でした。糖尿があるといっていたので頭のお骨がもっとグズグズかと思ったが案外確りしていた。
又、尿路結石を5年前にとってしまいました。」と言っていたが腎臓も全く問題なかったです。尾ちんちんを切り落として大きな穴を開けたといっていましたが、それが成功したのでしょう。
完全に直っていたのかもしれません。
「私は猫が嫌いです。」と言っていましたが、お骨上げをして粉骨パウダーに成ったお骨を見て「これから寂しくなりますね。」と目を潤ませていました。
やっぱり長くお世話したので「猫が好きだったんでしょう。」ね。
猫ちゃんのご冥福をお祈りします。