東村山の移動火葬は、猫ちゃんの火葬でしたが、驚く事に前回と同じ20歳の猫ちゃんの火葬でした。
同じリピーターのお宅のペットちゃんを火葬しても20歳以上のペットちゃんを続けて火葬する事は希です。
記憶では、一度あったような気がしますが、今回は前回と同じ猫ちゃん20歳の火葬でした。
お宅に伺うと、数匹の猫ちゃんが体を擦り付けて来ました。
可愛いですね。こうして猫ちゃんの体を擦り付けて来ると尚更可愛く感じます。
ここは都営住宅ですのでペット禁止でしょうが、都営住宅では皆さん飼っています。ペット禁止なんて言うのは時代遅れでしょう。今は生活を豊かにするためにはペットは無くてはならないものになっています。
このアパートではありませんでしたが、お客様のお宅に伺う間に犬の鳴き声がいっぱいする都営住宅がいっぱいあります。
ですから、ペット禁止と言っても可也オープンで堂々と遣っています。
今日も、ご自宅でご供養を済ませてから、アパートの脇の道路に止めている車まで抱っこして連れて来て貰って火葬炉に載せました。
そこで、もう一度お経を上げてお線香を上げてお別れ式を行って納棺してから点火を見届けて貰いました。
「凄いですね。今回も20歳ですか。」と申込書を書いて貰っている時に質問すると、「そうですね。長生きするんですよね。」との答えが返ってきました。
普通に飼っていると長生きしてしまうような普通の感じです。
特段の配慮や食べ物の選別などはしていないようです。
火葬中は、お部屋に戻っていてもらって、火葬終了したらトレーに載せてお部屋まで運んで、お部屋でお骨上げをする事になりました。
火葬時間は、通常の35分間。
お骨は綺麗に火葬できています。お骨も確りと残っていてとても綺麗でした。
特に20歳の猫ちゃんですから、色も真っ白でとても綺麗でした。
唯、歯周病があるらしくてお鼻の辺りの部分が弱くてお鼻から前の部分が割れてしまいそうにみえました。
特にビックリしたのは、頭の下にある顎のお骨が左右のお骨が確りと前でくっ付いていて左右が離れない状態であったことです。
通常ですと、この顎のお骨は左右に分かれています。
この様に前で確りとくっ付いているお骨は、稀に見ることがありますが、今考えるとズット前にあったという程度で随分前の事だと思います。
お骨上げでも、その顎のお骨を下に敷いてその上に頭蓋骨を載せてあげることが出来ました。全くこの猫ちゃんそのもののお顔になりました。
綺麗なお骨にビックリとしていましたが、もう一つお客様に足の指の一番先のお骨を紹介したらお骨上げが終了してから、網を外してトレーの所に落ちている小骨の中にこの指先のお骨が一杯あったことです。
「これ、さっきの足の指ですよね。」と言いながら箸で摘んで見せてくれました。「ここにもあるよ。」と別の人も見つけました。
「一杯あるんですね。」「そうです。足の指先のお骨ですから、全部で20本はあるはずです。」と言うと皆さんドンドン拾っています。
途中で、骨壷の中に入れていましたが、この指先のお骨は爪の形をしていてとても魅力的なお骨です。
この様にしてお骨上げも終了して、綺麗に骨壷に収まったお骨をお返しいたしました。
それにしても、連続して20歳の猫ちゃんの火葬でしたから、とても光栄なことと思っています。
まだ猫ちゃんが一杯いましたが、是非この二匹の猫ちゃんに負けないように長生きをさせてやってください。
今回火葬した猫ちゃんのご冥福と皆様のご多幸をお祈り申し上げます。