共同墓地への埋葬だけが二件立て続けてありました。
今日二件と言っても
共同墓地への埋葬は、お持ち帰りのお客様が多いので立て続けて二件あることは初めての事です。昨日お骨を引き取りに行ってスタッフで埋葬したのが今日の一番先の共同墓地への埋葬でした。
続いて次は二匹のトイプードルちゃんの共同墓地への立会埋葬です。
このお客様は、10年前にトイプードルちゃんを火葬してそのまま持っていたお客様でした。
予約のお電話ですが、「他で火葬した犬のお骨でも共同墓地へ埋葬することができますか?」と確認してから「二匹なんですが、おいくらになりますか?」と金額の確認してから予約になりました。
お客様は正確なお客様なんでしょうね。
15時の予約だったのが、13時50分頃にお電話をして来て、「後10分ぐらいで着きそうなのですが大丈夫でしょうか?」
こちらも、出掛けていたのですが、13時55分頃には霊園に戻ってくることが出来る位置にいたので「大丈夫です。私達も13時55分には霊園に到着しますので。」と答えさせて頂きました。
霊園に着いて、直ぐに前日引き取って来たキャバリアちゃんの4寸の骨壷を共同墓地へ埋葬してから共同墓地のお線香の補充やローソクの芯の出具合などをしていたらお客様が到着しました。
到着して、奥様が「10年間も持っていました。中々埋葬できなくて。」と言って紙袋に入れた骨壷を抱えながら車から降りていらっしゃいました。
礼拝所で中の骨壷を拝見するとヤッパリ10年の年季が入っている3寸の骨壷でした。
銀色の覆い袋がすす等で黒光りをしていました。
申込をする時に「これから川口市に引っ越します。」と言ってその住所をお書き戴きました。川口市からでも首都高5号線から首都高中央環状線、中央道と高速を使ってくれば直ぐですしね。車で来るための時間をGoogleのナビで調べると1時間11分と出ていました。
礼拝所でのご供養も終了して、共同墓地で最初のトイプードルちゃんの骨壷を取り出してみると何とセロテープで蓋が開かないように貼ってありました。
これは、火葬して中を見て欲しくない場合に良くやる方法です。
セロテープを取って蓋を開けて見るとやはり、お骨はグズグズで頭の形もありませんでした、また火葬が中途で終了しているのでお骨自体も黒いものが一杯ついていました。
お客様は、「お骨を受け取ったが見ることが出来なくて。」とも言っていましたが、蓋を取った骨壷の中を繋々と無言で覗き込んでいました。
最初に一匹の埋葬が終了すると次のトイプードルちゃんの埋葬に取り掛かりました。
今回の骨壷にはセロハンテープを貼ってはいなかったのですが、先ほどのお骨より火葬状態はこちらの方が悪かったです。
この二番目のトイプードルちゃんの火葬は、本当に未完了でした。
お肉の真っ黒い炭素化した燃えカスが骨壷の中に一杯入っています。
先ほどの骨壷の中も火葬状況は悪かったですが、今回の方がより悪い火葬状態でした。
お客様も「初めて見ました。何故こんなに黒いの?」とビックリしていました。
「大事な犬ちゃんたちだったので10年間離せなかったのよ。」と言いながら共同墓地へ埋葬が終わりました。
「お参りにいつでも来ていいですか?」と確認され「いつでもご自身の都合の良い時にいらっしゃってください。一々予約や来た時にスタッフにご挨拶は要らないですから。」と答えておきました。
「良かった。」「お花が一杯あって良いところに埋葬できました。」
「反対はあるけれどこういう所があるから助かるのよね。」「またお参りに来ますので。」ありがとうございました。
と言ってお帰りになりましたが、帰り際にとても清々しい笑顔でご挨拶を戴き恐縮しています。
これからも、お花一杯に勤めてよりご利用いただく皆様に少しでも辛い心の慰めにでもなればと思っている次第です。