「チンチラの火葬を明日お願いします。」と予約を受けた方です。
バスで丁度の時間にいらっしゃいました。
ダンボールの箱にワラを敷いて中央にねかせてありました。その廻りにお花や食べ物を置いて綺麗に飾ってありました。
黒っぽい色のチンチラちゃんでしたが、一見300グラムと思えない感じの大きさでしたが、やせてしまっているらしく厚みが凄く薄く感じませした。
今回は、マット火葬で行いましたが、この大きさですとマットがなくても大丈夫でしょう。
お葬式、火葬炉に載せて食べ物、お花、ワラを入れてあげてお別れ式をして点火させて頂きました。
チンチラちゃんは、チンチラ猫ちゃん(ペルシャ猫)と間違えやすいですが、ねずみの一種です。
チンチラちゃんは、暑いと熱射病、寒いと肺炎と暑さ寒さに弱い動物ですが、長生きすると20年も生きる長寿なペットです。
今回は、5歳6ヶ月という年齢でした。
当社で火葬した平均年齢は7.4歳です。
このチンチラちゃんの火葬時間は、25分間でした。
火葬したお骨は、頭のお骨が1回転してありましたが、顎のお骨も確りと付いていました。首のお骨の先端に第一形骨が、次に喉仏がそのまま付いてありました。
その喉仏がチンチラちゃんのはチョッと他のペットちゃんと違いました。
通常は、細長い形をしていますが、このチンチラちゃんは頚骨自体が丸くて短いお骨で、その先端に頭の形をしている突起とその両脇に平らな肩のような形をしている部分があり、丸い輪の先端部分が少し盛り上がってお細長い部分がありました。
通常の喉仏と形は同じなのですが、全体的に高さが低くお骨自体の輪が大きい感じのお骨でした。
お客様にその喉仏を手に取ってご紹介すると「これが喉仏ですか。」「良く分かります。」と不思議そうなお顔をしてみていました。
頭のお骨は一回転して脇に転がっていましたが、顎のお骨も一緒に付いていました。骨壷に入れる時は顎のお骨が取れてしまいましたが、2.5寸の骨壺に綺麗に入って満足そうでした。
この火葬で注目は、喉仏の形が高さがなくて横に広かったのが非常に印象的でした。
近くのお客様でしたので、お帰りも歩いてお帰りになりましたが、綺麗にお骨上げが出来て満足そうなお顔でお帰りになりました。
チンチラそのものは、非常に火葬が少ない小動物ですが、この様に綺麗に火葬が出来てお客様の満足そうなお顔を拝見させて頂いて、スタッフ一同非常にうれしく思っています。
チンチラちゃんのご冥福をお祈りいたします。