お骨上げで「お骨は全部持ち帰るのですか?」と言われました。
「コーギーの立会火葬で5寸の骨壷になりますよ。」と言うと
「お爺ちゃんのお葬式でも、そんなにお骨を骨壷に入れた覚えがないです。」と言っていました。
話し言葉から関西の出身のお嬢さんだと思いますが、関西ではお骨は少ししか入れないと聞いたことがあります。
チョッと調べて見らたら下記のような記事がありました。
斎場で火葬した後の遺骨は関東では7寸(直径約21cm)、関西では5寸(直径約15cm)の骨壷に納められます。
左が関西サイズ、右が関東サイズの骨壷です。同じ人が火葬されても関東と関西ではお遺骨を入れる壷の大きさが違うのは何故でしょうか。
その答えは、関東ではお遺骨を全部骨壷に納めるのに対し、関西では体の主要な部分のお遺骨しか骨壷に入れないからなのです。
当然、骨壷に入りきれないお遺骨が残るわけですが、そのお遺骨は、決められた場所に合同で埋葬されています。
関西では皆がそうするので、別に不思議に思う人はいませんが、お遺骨は全部なくてもよい、ということを関西人は了解しているということになります。
そして、お遺骨が全部揃っていないから成仏出来ないなどのクレームは全くありません。
また、残った遺骨を合同埋葬されることへのクレームも全く無いのです。立派なお墓に納骨される方でも、残った遺骨は合同埋葬されているのです。