「ニワトリの火葬をお願いします。」とお電話をいただきました。
電話の内容は、「引き取りに来て、火葬して届けて欲しい。」とのことでした。リピーターのお客様で、前回と同じ内容です。
丁度1年半前に火葬したお客様です。その時は、車のナビがピンポイントで出ないでお客様のもとへ行くのに苦労した所でした。
でも今回はナビも一発でお客様のお宅にセットされました。ナビを変えたことに依ってピンポイントでセットされたのでしょう。
ナビも新品に時々する必要があるのですね。
お宅に伺うと、隣の奥さんが飛んで来ました。「どの子が亡くなったの?」と聞いてきました。「ニワトリちゃんですよ。」と言うと「ああ、そうなんだ。」と胸をなぜ下ろしたようでした。
「家にも、猫と犬がいっぱいいるの。もう年寄だからパンフレットを下さい。」と言ってきました。
この地域も、ペットを飼っているお宅が多いのでしょうね。この地域には、良く来ますし、霊園の方にも良く来てくれます。
隣の奥さんとのやり取りが終了してから、お客様の元へ。玄関で待っていてくれました。ニワトリちゃんは前回と同様にダンボールの箱の中に木屑を敷いて寝かせてありました。
私が伺った時は、羽を切って思い出に保管する所でした。
事務処理もすみ、その場でお経を上げてお葬式、火葬炉に連れてきてもらって載せてお別れして引き取ってきました。
火葬場所は、いつもの場所でとても環境のいい場所です。
今回もそこで火葬いたしましたが、チョッと蚊に悩まされました。
火葬時間は、40分。
ニワトリちゃんは比較的時間が掛かるのです。丁度普通の猫ちゃんの火葬時間よりチョッと長めの時間が掛かります。
火葬したお骨の、食道か胃辺りに赤黒い2センチほどの腫瘍の塊がありました。お客様は死亡原因が不明と言っていましたが、大きな腫瘍が原因だったのかもしれません。
今回も前回と同様に、喉仏が見つかりません。
以前火葬した名古屋コーチンの時は、確りと喉仏がみつかりましたが、如何いうわけでしょう。
今回で、2回目の同じお客様のニワトリですが、前回も喉仏は見つかりませんでした。
ニワトリの火葬は、名古屋コーチンを含めて今回で3回目です。比較的火葬をする機会のないのがニワトリです。
それにしても、2回とも喉仏がみつからなかったって如何したことでしょうね。前回見つからなかったので、今回は必死に見つけたのですが、首のお骨は皆あるのですが、分りませんでした。
お客様に、お骨をお届けして、「食道か胃辺りに大きな腫瘍がありました。」と報告すると「以前は肥っていたのですが、急に痩せてしまいました。また、食事も取らなくなってしまったので癌だったのかもしれませんね。」と思い出すように言っていました。
「死亡原因は分りません。」と申込書に書いていたので、大きな腫瘍があったと聞いてビックリしてしまったのかもしれません。
でも、腫瘍があったと聞いて納得した様子でした。
「今回で2回とも喉仏が見つからなかった。」と言う事がこちらの側としては残念でしたが、お客様は、余り気にしてなかったみたいです。
まだ、ニワトリさんがいるようですが、今度こそ長生きしていただきたいと願っています。
亡くなったニワトリさんのご冥福をお祈りいたします。