青梅市のお寺の住職から「家のゴールデンレトリバーが死んでしまったので火葬をお願いします。」とお電話を受けました。
いつもお世話になっていて、菩提寺のゴールデンレトリバーなのでなるべく早く火葬をしてあげたいと思いました。
和尚さんたちは、当日の夜がご希望の様でしたので、夜9時からお寺の境内で火葬する事にしました。和尚様は、住んでる家の方に庭で火葬したかったようですが、そちらに行ってみると門の所にある桁が低くて大型のペット車が入れません。
そこで止む無く境内で火葬する事になったのでした。
以前からそのゴールデンレトリバーの事は知っていましたので、和尚さんから体重が20キロと聞いたときは「随分小さくなってしまったのですね。」と思いました。
当日は、火葬が混み合っていましたので、青梅市のお寺の方に着いたのは丁度10分前の8時50分でした。お部屋の中に寝かせてあり、下にバスタオルが敷いてありましたので、バスタオルを持って火葬車まで運びました。
お寺の境内に着いてから、火葬炉に寝かせてあるゴールデンちゃんにお花や食べ物を載せて飾ってやってからご供養を致しました。
さすが、和尚さん、お経は「舎利礼文」でしたが、年期と修業が違います。確りと落ち着いて通る声でのお経です。私も一緒に読ませていただきましたが、やっぱり違います。
お経が終わり、最後のお別れを致しました。
火葬中、本堂で皆さん机や椅子を出してずっと見ています。事務的な事が終わらせてからその中に入らせていただきましたが、ここなら煙突の状況もわかります。
火葬は、静かに進んで行きました。
境内地は広いので、音の反響などないので発電機の音も左程気になりません。気になるようでしたら電気を貸してもらおうと思っていたのですが、その心配もありません。
和尚さんの身内の方々も、「割と静かね。」「臭いも煙も出ないですね。」と言っていました。火葬も開始して暫くすると燃焼が進んでいるのかと思いますが、煙突の中が赤くなってきました。
通常は、下から見ているので分かりませんが、この本堂は境内地より2メートル位上がっているので煙突の中まで良く分かります。
火葬は、煙突の中が赤くなった程度で後は、全く車が止まっているだけの感じでした。
85分間で火葬も終了しました。
火葬炉を開ける段になり、夜間では火葬炉の中が真っ赤に見えるので、暫く本堂で待ってもらいました。温度が600度に下がってから受け皿を取り出し本堂のお骨上げをするためにセットした台に置きました。
火葬したお骨は真っ白でしたが、腎臓の所のお骨が悪く黒くなっていました。
「肝臓癌は摘出手術をした。」と言っていましたが、全く癌があった後とは思えないほど綺麗に治っていました。
和尚さん達も犬のお骨の説明を前の犬ちゃんの時は聞いていなかったようで、お骨の説明に頷いて聞いていて納得した様子です。綺麗に6寸の骨壺に入って「軽くなってしまったね。」と言っていました。
和尚さんのゴールデンレトリバーを火葬して、お経を一緒に上げましたが、そのお経が素晴らしかったことが印象的でした。
確りと成仏してください。