朝の移動火葬が終わって一息して、猫ちゃんの火葬の準備をしていました。
今回の猫ちゃんの立会火葬のお客様と思わしきお客様が予約時間のチョッと前に霊園の前で止まって暫くすると上に上って行ってしまいました。
スタッフがお客様をお迎えに出た時は、お客様は霊園から可也上に行ってしまっていました。そこで立止まって暫くして動き始めて見えなくなりました。
キットあの車は、ペット霊園に火葬しに来た車だと思って入り口で立っていると上まで行って回ってきたのでしょうか、ゆくりと進んできます。
そして、霊園の所まで来てウインカーを出して霊園の駐車場に入ってきました。
「予約してる〇〇です。」と言って、車から降りてきました。
「分かりずらくて申し訳ありません。」と謝ってから礼拝所に案内いたしました。段ボールに入っていたのはトラ猫ちゃんかと思ったら「キジトラ猫です。」とお客様がおっしゃいました。
受付をしているときにお客様が20歳5ヶ月と書いたのです。
「凄い、すごい年齢ですね。」と言うと「皆さんに言われます。」とご返事いただきました。
「もしかすると、キジトラ猫ちゃんの最高年齢かも?」と言うと「そうなんですか。」「後でチョッと調べてみます。」と一旦年齢に対する会話は終了しました。
お葬式をして、火葬炉に寝かせてお花でいっぱいに飾って点火を確認してもらいました。
火葬が始まってお待ちいただく段になってから、又年齢の話の続きです。
調べた結果は、第二位でした。
今年に2月に八王子市下柚木のチョコちゃん22歳9ヶ月のキジトラ猫ちゃんが現れて最高年齢を更新したのです。
その為、今回のキジトラ猫ちゃんは20歳5ヶ月で第二位でした。
でも二位です。昨年の8月に20歳1ヶ月のキジトラちゃんが長寿記録を更新しました。20歳のキジトラ猫ちゃんはこれで4匹になりました。
この所、キジトラ猫ちゃんの長寿記録が頻繁に塗り替えられていますが、長寿記録に近いペットちゃんの火葬をすると興奮しますね。本当に光栄の至りです。
火葬したお骨は、真っ白でしたが肺に腫瘍がありました。
腫瘍があっても20歳5ヶ月ですから、すごく頑張った猫ちゃんだったのですね。
お客様に「何でこんなに長生きなんですか?」と質問すると「このとろちゃんは、家の家族の中で一番偉かったんです。」とおっしゃっていました。
キッと自由気儘に生きてきたのでしょうね。
ストレスのない生活をすると長生きすると。皆さん言っています。
肺に腫瘍があった以外は本当に綺麗なお骨でした。
ご冥福をお祈りいたします。