ペット火葬車の色々な改造を致しました。
今回行なったのは4点です。
これは、お客様に対して大変な失敗をしてしまったからです。
お客様の元に訪問火葬をしてお客様のお庭で火葬していたので一任火葬でしたが、折角ですからお客様に火葬したお骨を見せてからお骨上げをする事に致しました。
お客様にお骨を見せてからスタッフがお骨上げをする段になって大失敗が起こってしまいました。
それは、車の所に脚立の上にトレーを置いておいたのですが、丁度その場所が坂でした。そして脚立も10センチぐらい低かったので、そのトレーがずり落ちて折角綺麗に火葬したお骨が砕けてしまったのです。
お客様は、「綺麗に火葬できたお骨も見せて貰えたし大丈夫ですよ。」と言って許してくれたのですが、当方としては取り返しの出来ない失敗です。
早速その対策を考えました、
以前から脚立と車の高さが10センチ程あって如何したら解決できるか思案中でもありましたが、取り返しの出来ない失敗で何としてもすぐに対策をしなくてはなりません。
そこで、思いついたのが、脚立の足に下駄を履かせる方法ではなくて脚立の上に角材を置いて高くする方法でした。
この方法ですとチョッとした作業ですぐにこのような失敗がないように対策が立てられます。そこで「角材の両脇に電線の配管を止める鉄製のサドルをビスで固定して、そこにゴムバンドをまわしてフックをつける。」方法でした。
これと、火葬車にもトレーがずれ落ちないような鉄製のフックを付けてトレーの手提げ用ハンドルを止める方法でした。
実際にその方法でお客様の元で何回か試してみたのですが、全く上手く行きました。すこしぐらいの坂でもトレーはフックに掛かっているのでずれ落ちませんし、脚立の上に角材を固定して高さを高くしているので勾配も以前ほどではなくて非常に安定しています。
このような方法で改善を致しましたが、今度はその角材が狭い火葬車の中で何処にしまうかです。そこで右サイトの一番後ろに立てて置くことに致しました。
この方法だと車の動くたびに角材が倒れてしまいますので、確りその場に固定する方法を考えました。
それは、角材を置く場所に7センチ程の区画を作り縦にも動かないように鉄製サドルを貼り付けてそこに角材から出ているフックを掛けるという方法を考えました。
車に傷をつけずにサドルを固定するには、シリコンが一番です。このシリコンはサドルを取り外す時はカッターナイフで切り取るとすぐに切り取る事も出来るのです。
こうして角材の置く場所も作りました。
そして、脚立の上にお客様の所で直にダンボールの箱などを置いてもらっていたのですが、見栄えも安定感もありませんので、同時にこの脚立の上に置く板も置けるように考えました。
薄い4ミリのベニア板400x450ですが、この裏面に板を脚立の踏み板をはさめるようになりつけて、この真ん中にサイディングの200x30の棒を貼り付けて、その棒を脚立の真ん中にはめ込んで脚立を開いた時にその力で押さえつけるようにする方法です。
これでお客様の元に行って以前の様に、脚立の上に直に置いてもらう事もなくなりました。でも、この方法はまだ実験段階です。もっと安定感のある頑丈な方法を考える必要があると思いますが、今回の方法の改良でいけると思っています。
以上4点の改良、改善をしましたがその内の2点について書かせていただきました。
私達は、一つの失敗が起きないように、もし起きたらそれを全力で改善する努力を常に持っていたいと思っています。
今回を教訓に常に努力を思考回路を研ぎ澄まして色々な失敗が起きないように努力してまいります。