火葬炉に載せて炉の蓋を閉めてから火葬炉に点火をします。
火葬炉の火がペットちゃんの背中に当るように私たちのペット霊園ではしていますが、火が当って暫くすると殆どのペットちゃんの頭は後ろにそっくり返ってきます。
そして、体に火が回ってくるとそっくり返っていた頭は元の位置に戻ってきます。
これが、一般的な火葬炉に於ける動物達の動きですが、今日は違いました。本日6件の火葬があったのですがその内4件が違う動きを致しました。
それは、背中に火が当ってから頭を後ろにそっくり返ります。という所までは同じでしたが、本日の2軒目のポメラニアン4.5キロの犬ちゃんから動きが変わってきました。
頭をソックリ帰してから頭を上に持ち上げていきます。上に向って吠えているような感じに見えました。そして元にいたように頭がずっと左回転をして下に動いて行ってとまるのです。
通常は、この様な動きは極まれな動きです。
殆どのペットは一旦後ろに頭をそらしても、暫くすると元に位置に平行移動して戻るのですが、今日は何としたことでしょう。
次に火葬したセキセイインコちゃんもシーズちゃんもそして猫ちゃんもそうでした。
この様な事が4件も連続して起こる事は始めての体験です。
火力のせいでしょうか?
今回の火葬は、初めから殆ど高燃焼で行なっています。
火力が強くて本来そのままの形で元に戻るはずが高燃焼で火力が強いので上に頭が行ってしまったのでしょうか?
良く分りませんが、セキセイインコちゃんもそうでした。
インコの火葬は、頭が上に上がってくるとその反動で首の部分が燃焼し終わると頭が下にコロンと落ちてしまって飛んでしまうことがあるので要注意なのですが、今回は頭が上がってから暫くして徐々に下に向って下がってきて上手く着地してくれました。
その様にならなかったのは、最初に火葬した甲斐犬と最後に火葬して柴犬です。どちらもお顔が長い動物なので頭が重いせいかそうならなかったのでしょうか?
そういえば、ポメちゃん、シーズちゃん、猫ちゃんは頭がまるいですよね。
頭が上に上がる原因は、他のスタッフに聞くと「火がして向きに行っているので首の下側から燃えていくので上に上がっていく。」と言っていましたがそうなのでしょうか?
私にとってはこんなに連続で頭を上に上げてしまう火葬があるのは珍しかったです。