モルモットの火葬が一日二件もあるのは、珍しいです。
小動物のモルモットってそんなに火葬が多いわけではありません。
チンチラ、モルモット、ハリネズミ等の小動物の火葬は、一ヶ月に2件ぐらいです。それが一日に一か月分と言える2件もあるのですから。
予約通りのお時間に小さな籠に入れて来園されました。
毛並みもとても良いモルモットちゃんです。
名前を聞くと思い出の小部屋に載っていた名前と同じなのでビックリです。
お客様に聞くと「毛並みの色がそうなのでキッと前に火葬して同じ名前のモルモットちゃんもそうだったんでしょう。」と言っていました。
確かに思い出の小部屋に掲載してあるモルモットちゃんとソックリな色の配合のモルモットちゃんです。
お葬式をして火葬炉に載せてお別れして点火を見届けました。
火葬時間は、25分。
お客様は、老衰だと言っていましたが、肝臓のところに大きな腫瘍がありました。お客様も「実は癌が一杯ありました。」と言っていました。
お客様は、モルモットちゃんの前歯を見て「これが歯ですね。」「これって可愛い。」と目を細めていらっしゃいました。
二匹目は、15時からの青梅市からのお客様でした。
道に迷ってしまってこちらの電話で誘導してペット霊園に到着です。
4歳1ヶ月の700グラムのオスのモルモットちゃんでした。
この子も、前のモルモットちゃんと同じ配色の子でした。
息子さんが大切に育てていたらしく。
お子様主体のご葬儀から火葬でした。
火葬してお骨は、後頭部が割れていましたが、他の部分は確りと残ってて、火葬したお骨を見て開口一番「あたまだーぁ。」と叫んでいました。
お客様は、もっとグズグズになって自分たちの前に来ると思っていたのでしょうか、火葬したままのお骨を見て思わず叫んでしまったようです。
お骨を見て、すぐに腫瘍があることに気付いたので、「お骨をどかして良いですか。」とお許しを得て肩甲骨をどけると茶黒い腫瘍の塊がありました。
肺と肝臓にありましたが、お客様はビックリです。
でも、急激に痩せていなかったのでポリープかもしれません。
このモルモットちゃんは、残念ながら喉仏を見つけることはできませんでした。
でも、下顎が綺麗に残ってその上に頭のお骨を載せることが出来てとても喜んでいらっしゃいました。
本日、こうしてモルモットちゃんの火葬を二回も出来たことはとても珍しいことでした。