東久留米にお客様でしたが、霊園に来るのに時間が掛かってしまって少し遅れ目にいらしゃいました。
小さなお箱に入れて連れていらっしゃいました。
礼拝所でお経を読んでお葬式をして、から火葬炉へ。霊園のお花と食べ物を飾って最後に何度も何度も頬づりをしてお別れです。
とても可愛がっていたらしくて、お別れに時間が掛かります。
お客様のお時間は1時間30分とってあるのでゆっくりでも大丈夫です。
写真をとって羽をナゼナゼしてから「お願いします。」とおっしゃいましたので、火葬炉のふたを閉めてから点火を見届けて戴きました。
火葬中も、礼拝所から顔を出して煙突からの排気を見ています。
「煙が出ないの?」と煙突を見て不思議そうです。
お客様は、煙突から煙を見たかったようです。それに乗って天国へ行くのを想像していたらしいのですが、「全くでないのですね。」とビックリしていました。
これは、廻りの反対もあるので創意工夫をして長年掛けて「全く煙を出さない火葬。」を技術革新によって出来たものです。
お客様も「そうなんですか。」と言っていました。
「火葬炉の中を見ますか?」と聞くと「静かにしたやりたいので。」と見ないという返事です。
火葬時間は、20分で終了いたしました。
火葬したお骨は、確りとクチバシも頭にくっ付いていましたし、お骨自体の真っ白でとても綺麗なお骨です。
お客様は、「癌があるかも?」と言っていましたが、お骨の状況では全くある気配がありません。
火葬炉から引き出して下のお布団と一緒にトレーに載せる時に頭のお骨が動いてしまってクチバシが離れてしまいました。
これは、残念です。
折角綺麗に火葬で綺麗に火葬出来ているのですから、その姿をお客様に見せてやりたかったのですが、頭が動いてしまったのは誠に残念次第です。
お客様の元にお骨をそのままの形でお持ちすると「凄い・・・・・。」が第一声です。
お客様は、当園のブログやお客様のクチコミで「確りとお骨が全部残っている。」と書いてあるのですが、「本当かな?」と疑問符をつけて読んでいたそうです。
当園のインコちゃんのページでも「綺麗にお骨が残せる。」と書いてあったのでこちらまでワザワザ来てくれたそうですが、今の今まで「本当かな?」、「本当かな?」と思っていたそうでした。
インコちゃんの綺麗に火葬できたお骨を右から左から上からと写真を撮りまくっています。
ここでスタッフが「これって喉仏ですよ。」と説明すると「エッ・・・。」と言って尚更バチバチです。
「こんなに凄いの。感動した。」とご主人が興奮気味です。
「本当に凄いですね。」「如何してこんなに綺麗に全部のお骨が残って火葬できるのですか?」とも質問を受けました。
「風も置く位置も火の強さもそのほかにも色々とあるんですよ。」と答えると頷いていらっしゃいました。
撮った写真をスマホの画面を手で延ばして「これですか?」と執拗にこの喉仏の部分を知りたがっています。
「箸で取って見ようとすると大体10回挑戦しても殆ど下に落ちてしまってその喉仏を写真に撮ることができません。」というと頷いていらっしゃいました。
お骨上げには立会いませんでしたので内容は分りませんでしたが、スタッフからの話に依ると皆さん手を洗ってからお骨上げをしていたらしいです。
お帰りになると時は、車に乗り込んだのですが、私がお見送りに行きますとワザワザ車からご主人が降りてきて丁寧に頭を下げて「有難うございました。」と最敬礼をされてしまいました。
このインコちゃんの火葬が相当気に入ってくれたらしくてこちらも嬉しく思っています。
当園でのインコちゃんの火葬は、いつもこの位は当たり前なのですがお客様からすると途轍もない事らしい感じです。
インコちゃんなどの極小動物で、綺麗にお骨を残した火葬をお望みのお客様はとても多くいらっしゃいます。当園でもこの事を皆様に知らせてよりお客様のご期待に答えて行きたいと思っています。