埼玉県春日部市からセキセイインコの火葬にお見えになりました。
時間が相当かかると思っていたのでしょうか、13時の予約でしたが、11時40分ゴロに一端見えました。
時間が早すぎです。
他のお客様の火葬をしているので、食事に行って時間を潰して貰って、13時にきて貰う事になりました。
本日は、一杯の状態で次から次への火葬の予約が入っています。
早く来てもらうのは有難いのですが、チョッと時間が早すぎるのと、前のお客様がまだ始まったばかりで火葬も終わっていない状態でしたので時間を潰してもらいました。
丁度13時5分に戻って来てもらってお葬式、火葬炉に載せて貰って点火を見届けた貰いました。
「お骨が残らないのが普通だと皆様言っていましたが、こちらは確りと残るのでこちらにお願いいたしました。」と言っていましたが、チョッと不安がある様子です。
お客様は、「ブログも読みました。」と言っていましたが、相当調べたみたいです。
「如何してお骨が残るんですか?」と素朴な質問も戴きました。
「お骨を全部綺麗に残すには、色んな配慮が必要なんですよ。」「技術革新も致しましたので。」と言うと解ったかどうかは分りませんが、「成る程、なるほど」と頷いていらいました。
火葬中時間がありましたので、チョッと質問してみました。
「どの位の時間掛かりましたか?」とお聞きすると「2時間位です。」Googleナビで調べてみると高速道路を使わずに16号で来ると66キロ、2時間8分と出ています。
圏央道を使ってくると84キロ、1時間34分と出ています。
お骨を確りと残したいお客様方にとってこの2時間ぐらいの距離は余り問題がないのかもしれません。
11月末に圏央道が茨城の境古河まで繋がりましたから、この境古河まで高速で行くと1時間24分92.4キロと出ています。
この様に圏央道がつながり、埼玉の春日部市はもとより茨城のお客様までこのペット霊園のお客様として迎えることが出来そうです。
現在、このセキセイインコを始めとする極小動物の専門のページを作っています。
お骨を綺麗に残して火葬したいお客様のご希望を少しでも叶えることが出来れば幸いだと思って作っています。
お客様とおしゃべりしている間に火葬は終了いたしました。
火葬時間は25分です。
大体いつもこの位の時間で終えることが出来ますので、標準な時間です。
火葬したお骨は、頭からクチバシ、翼、足、などしっかりと全部残っていています。
特に黒くなった所が分らなかったが、お客様から「全身に腫瘍がある。」といわれたので良く見るとお骨に茶黒い色が色々な所に着いています。
お客様の言う通り全身に腫瘍があった模様です。
セキセイインコちゃんは小さいですから、お客様からこの様に言われないと見落としてしまうくらいな感じの小さいものでした。
火葬したお骨の首筋の一番上の方に喉仏があるのですが、頭に首のお骨がずっと繋がっています。箸で「この所に喉仏があるのですが、繋がっていて分らないですよね。」というと見を乗り出して箸の先をじっと見ていました。
橋渡しをしてからお骨あげです。
大きなお骨から入れてもらって可也お骨が骨壷に入ってから、首の繋がっていたお骨も首から離れました。
そこで、第1頚骨から離れた喉仏が首のお骨の一番上にあるのが分りました。
お客様に「これが先ほど繋がっていて見えなかった喉仏です。」と箸でさして教えるとお客様も分ったらしくてパチパチと写真をとっています。
とっています。とっています。撮っています。
箸で摘んで手のひらに載せてやると、そこをパチパチです。お客様も感激しているみたいです。
その後、頭のお骨を入れるダンになり奥様が挑戦しました。
頭にクチバシと下顎が付いたままの形で骨壷に入れるつもりです。
大体、皆様挑戦してクチバシと下顎が外れてしまうのですが、今回のお客様は少し斜めに持ちましたが、そのままの形で綺麗に全部落とさずに入れることが出来ました。
入れた後、緊張が切れたみたいです。
ホッとしたお顔がとても素敵でした。
今回のお客様は特別です。
喉仏も頚骨の一番上にあるのが分っても、それを箸で摘もうとすると大概下に落としてしまって後は見つかりません。
それが、確りとつかめて手の上に載せられたのです。
そして、頭のお骨とクチバシ、下顎が一体で骨壷にも入れることができました。本当に奇跡のような素晴らしいお骨あげでした。
お客様は、「こちらに来て本当によかったです。」「ワザワザ2時間掛けて来た甲斐がありました。」「有難うございました。」と言って大興奮をしていました。
「来るのに2時間掛かったそうです。」お帰りも又同じ時間が掛かります。
確りと思うような火葬とお骨上げが出来てとても満足そうなお顔でお帰りになりました。
道中、気をつけてお帰りください。
インコちゃんのご冥福をお祈りしています。